道草編登場人物紹介
・最上薰
千載一遇のチャンスに大人の階段を登ると思いきやヘタレ、もとい。トラウマに囚われたせいで未遂に終わる。今回、ちょくちょく食べ物のことを考えたりと大きな見せ場はなかった。
・バルド
意外と経験豊富。でも実際、女に対する扱いはかなり雑だがこの世界の男としては別に珍しくもない。戦闘以外見せ場を発揮できないキャラのため全くと言っていいほど出番がない。次章でリストラされないことを祈る。
・藤堂遙花
精神面で少しだけ成長を見せた。作者としても次章で覚醒フラグを回収して無双してもいいんじゃないかと思い始めた。尚、ヒロイン枠かどうかは不明。
・クローディア
マスコット。主に日本人組みがモフモフしたり愛でたりする。脱いでも凄くはないけど戦いになると凄い。そんな彼女は御主人様が大好き。
・マリエッタ
訳あり女性その一。大人の包容力で主人公の悩みを真摯になって聞いてあげられるくらいには出来た人間。薰の魔力制御を指南できるということはそれなりの役職に就いていたことが窺えるが、村人達は彼女の過去を知らない。
エルビストは過去の戦争で戦勝国なので女尊男卑の気が強い。つまり、彼女は亡国の人間ということになる。
・エリザベス
訳あり女性その二。サラッと流されてはいるものの、実力的には冒険者ランクAを名乗ってもおかしくないレベル。マリエッタとは幼馴染み。
・リンスリット
訳あり女性その三。遙花の魔術訓練で教鞭を執っていたものの、それ以外は特に見せ場もない。機会があればこの三人は再登場させたいと思っている。
突発的な次回予告
妖精の迷宮を経て、無事に首都エルビストまで辿り着いた最上薰とその一同。
国境を越える為にエキドナ女史の知り合いを訪ねるのだが──
「ねぇ、この街……やけに人が少ないよね?」
「城壁の外にスラム街があるのは分かるけど……これ、ただのゴーストタウンだよね?」
想像していたのと様子の違うスラム街に戸惑う彼等──
「こうも街中がピリピリしてるってコトは……戦争でも始まるンスかね」
「ベルガン帝国を落としたシスイ国が最近、新兵器を導入したって話だよ」
少しずつ再会していく元クラスメイト──
「ね、二人とも。私達の生徒会に入らない? 故郷に帰るならやっぱり日本人同士くっついた方が何かと効率的でしょ?」
そして二人は知ることになる、この世界に来て変わってしまった同級生の姿を──
「こんなことして許されるとでも思ってるの!?」
「所詮は異世界の人間じゃない。ていうかさ、ここじゃ強者の特権が活きるんだし国も本気で保護しようって訳じゃないから問題ないっしょ」
「──僕は、こんなやり方認められない」
「それじゃま、レベル上げの為に連中には犠牲になってもらいますか」
冒険者として生活しながら日本への帰還の足掛かりを探す薰。
恵まれた能力を存分に駆使してやりたい放題のクラスメイト。
そして国家規模で起きる問題に直面する者──
「私は、この国を変えます。その為にはどんなことでもしましょう」
……なんか主人公そっちのけで色々起こりそうな次章!
最上薰さん、コメントをどうぞ!
「そんなことよりお家帰りたい……」
*予告はあくまで予告です、真に受けないで下さい。




