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オラクル11のふたごころ  作者: 立夏 葉


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4/13

王 4

出生率の低下は惨憺たるもので、補助金を出すなどいろんな施策をうったがオラクル11のシミュレーションでも期待の持てる施策は生み出せなかった。それでも、卵子と精子の寄付を募り人工出産・人工保育によって子を国が育てる施策などできることはしたのだ。しかし、その仕組みではそもそも寄付が難しかった。衣食住が足り老後の保障もされた社会で子どもを産み育てることや次世代に子どもを残すことの意義が失われていた。



 打つ手はすべて徒労に終わり、民はひとまず幸せになったものの、国が老いてゆくのを止められないことに私は疲れ果てていた。私は内心マイバディという存在を嫌悪していた。データから選びだした言葉を放つだけのマシンに簡単に依存し、人間と関わることに怯えてしまう民を残念に思った。人間同士で触れ合うことでしか得られない感動があるのに。人間同士ならではの曖昧さ、複雑さによって奇跡や高揚感を味わうことができるのにそれを自ら捨ててしまうなんて。

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