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☆第12回ネット小説大賞入賞☆重版御礼☆稀代の大賢者は0歳児から暗躍する〜公爵家のご令息は運命に抵抗する〜  作者: 撫羽
第3章 みんなで行こう!

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223/268

223ー食べすぎ?

 だからさ、精霊女王も言っていたけど、ジョブで全てが決まるわけじゃないんだ。

 その人がそのジョブをどれだけ生かせるかも、本人の努力次第ってとこもある。ジョブに関係のない仕事に就いている人だっている。そこまで拘る必要がないんだ。

 まして、前の時みたいな悪だくみをする必要は全然ない。あれは嫉妬や妬みだ。王女を巻き込んでまで、人の命を奪うなんてやっていいことじゃない。


「ラウ、何を考えている?」

「とうしゃま、じょぶがしゅべてではないと、しぇいれいじょうおうが、いってました」

「その通りだな。ジョブに振り回されてはいけない。確かにジョブは、他の人より有利になることもある。だがそれも使い方だ」

「そうですわね」


 父も母も、上位のジョブだ。だから有利なんてものじゃない。だって母なんて、エレメンタラーのジョブがあるから、精霊の使い魔を持てるんだ。

 だけどそこまでなるまでの、母の努力があってこそだ。ふむふむ、と腕を組んで納得していた。


「うぅ……」


 え……? 母が急に苦しみ出した。


「奥様、お部屋に戻りましょう」


 コニスが平然として、対応している。どうしたんだ? 座っているのも辛そうだ。


「かあしゃま、らいじょぶれしゅか!」

「アリシアァ!」


 ほら、父が側に駆け寄ってきた。

 母の顔色が真っ青だった。しかも口元に手をやり気持ち悪そうだ。どうしよう、こんな会議なんてやっている場合じゃないぞ。


「アリシア、無理をするでない。部屋で休みなさい」

「あなた……そうさせていただきますわ」

「かあしゃま!」

「ラウ、大丈夫よ。少し休めば楽になるのよ」

「らって、とってもかおいろが、わるいれしゅ!」


 俺は心配で、母の背中を小さな手で摩った。

 急にどうしたんだ? もしかして、オヤツの一口ドーナツを食べすぎたとか? そういえば最近、母はよく食べる。

 いや、違うな。食べる時と全然食べない時の差が激しいような気がするぞ。


「ラウ、ありがとう。大丈夫よ」

「けろ、かあしゃま。まっさおれしゅ」

「へいきみゃ。おめでたいみゃ」


 ミミは何を言ってるんだ? こんなに苦しんでいるのに何がおめでたいだ?


「アリシア、ラウにも話して良いだろう?」

「あなた、そうですわね」


 なんだ? 父は原因を知っていたのか? もしかして、悪い病とか……?

 そんな……前の時は俺が17歳になっても母は元気だったのに。妹だっていたんだぞ。


「ラウ、あなたはお兄さんになるのよ」

「え……?」


 前の時にいたんだ。だから、いずれ生まれてくるのは分かっていた。なのに急に言われると、すぐには理解できなかった。


「えっちょ……おにいしゃん?」

「ラウ、そうだ。母様のお腹にはラウの弟か妹がいるんだ」


 俺は自分がどんな顔をしているのか、分からなかった。きっと、急で驚いて呆けていたのだと思う。


「ラウはまだ分からないかしら?」

「かあしゃま、いもうと?」

「そうね、妹かも知れないし、弟かも知れないわ。ラウは可愛がってくれるかしら?」

「も、もちろんれしゅ!」

「いもうとみゃ。めでたいみゃ」


 こらこら、ミミ。言うんじゃないよ。確かに妹が生まれる。しかも聖女のジョブを持つんだ。それがまたあの王妃を刺激してしまうのだけど。


「ミミ、今何と言った?」

「らから、いもうとみゃ」

「まあ、そうなの? ミミちゃんは分かるのね?」

「とうじぇんみゃ、みみはてんしゃいみゃ」

「女の子か!?」


 ああもう、これって言っちゃって良いのか? 精霊女王さん、どう思う? 生まれてくるまで言わない方が良かったんじゃないか?


『ふふふ、ミミったらデリカシーがないわね~』


 だよな? 俺もそう思う。これは今度しっかり叱ってもらわないと。


『そうね、分かったわ~』


 これって本当に精霊女王はめっちゃ見ているよな? いつも俺が思っただけで、しっかり返事してくれるのだもの。まあ、いいんだけど。お風呂やトイレは覗かないでね。


『あら、私は弁えているから見ないわよ~』


 えっと、ちょっと引っ掛かってしまった。精霊女王は『私は』と言ったぞ。確かに言った。ならもう一人、見ている奴が問題だ。見るなよ。トイレやお風呂は見ちゃだめ。

 魔王とも、こんなふうに話せると良いのにね。今度相談してみよう。


「そうか、女の子か!」

「ラウの妹ね」

「あい、めっちゃたのしみれしゅ!」


 すっかり忘れていたけど、妹は4歳下だったからこの時期に分かったのか。

 ちょっと待った。母は今妊娠しているのだよな。なら老師が言ってきたことなんて、やらせる訳にいかないじゃないか! 駄目、そんなことは絶対に駄目だ!


「かあしゃま!」

「ラウ、どうしたの?」

「ろうしがいっていたことれしゅ! だめれしゅよ!」

「あら、ふふふ。大丈夫よ」

「だめ! じぇったいにだめでしゅ! ね、とうしゃま!」

「あ? ああそうだったな。老師の件もあったな」


 こらこら、今それが議題になっていたのじゃないか? 妹だと発覚して、もう頭から抜けちゃったか?

 ここはやっぱ、俺の出番だろう。母は絶対に行かせられない。大事な時期なんじゃないか? よく分からないけど。

 身体を一番に考えてもらわないと。妹の命もかかっているんだから。


お読みいただき有難うございます!

宜しければ、是非ブクマや評価をして頂けると嬉しいです!

宜しくお願いします。


遅くなりました!

ラウの妹です。といっても、まだ生まれていません。(^◇^;)

聖女のジョブを授かる子です。

さて、どうしましょう。( '꒳' ).。o


遅くなったのは、今日も動物病院に行ってました。

昨日縫ってもらったところから、また骨が出ていたので再縫合してもらってきました。

主治医の先生は土曜日まで来られないので、取り敢えずそれまで保てば良いのですが。

もう麻酔はできないので、どうするのか心配なとこです。

今日と明日は夜間救急はお休みなので、落ち着いてほしいです。

その間に初稿を一つ仕上げたくて。

何の初稿なのかは、秘密です。色々考えて加筆してます。あの時はこうだったのか。と思っていただけると嬉しいです。

明日はロロを投稿予定です。

投稿が遅くなっていたら、また動物病院に走ってるのかな?と思っていただけると。(^◇^;)

よろしくお願いいたします!


挿絵(By みてみん)

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