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攻略対象者の変化

攻略キャラが攻撃的です。

ミルフィリアに虐められている、と嘘を並べたのはつい最近。


今までなら、誰も疑わずミルフィリアを陰で罵倒し、孤立させていた。

だが、今は誰一人自分の言葉を信じてくれないどころか、嘘を吐いてる自分に嫌がらせをしないで孤立させられている。


「アタシはヒロインなんだから……。悪役令嬢みたいに孤立させられるなんておかしいわ」

「気持ち悪い奴だな。アドン様、そばに居ると嫌な臭いが移りますよ」


学園の騎士科の下働きをしているノドスが目をすがめながら、エリスからアドンを遠ざけた。


「ノドス。アンタだってアタシを守るって何度も言ってたじゃない」

「はっ、寝言は寝てる時に言え。こいつ、頭の中が完全にイカれてる。アドン様、側に居ると同類に思われますよ」


短く切り揃えられた茶色の髪が怒りの為に逆立って、金茶の目は肉食獣のような獰猛さでエリスを威嚇している。


「アドン、ノドス。廊下で騒がしい」


アルレスとオスカーがゆったり現れた。


「アルレス聞いて」

「煩い羽虫は無視しろ、と言っておいたが、聞いていなかったのか?」

「申し訳ありません」


アルレスに泣きつこうとしたエリスの存在など欠片も気にせず、アルレスは怒りに顔を赤くしている2人の方を見て、解散しろ、と手を振った。


「あら、羽虫なら、潰しても良いかしら?」


今まで居なかった筈なのに、アルレスの言葉に割り込んでくるものがいた。

さて、誰が声を掛けたのか?

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