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いかれた世界をぶっ壊す  作者: 0959
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第一話 冒険


「おい、ゴブリン一体そっち行ったぞ。」

「わかった。アリス援護頼む。」

「わかったわ。‘エンチャントパワー’」

「うおおおお」

俺の剣が敵を切り裂いた。

「よしやったぞ。」

「油断するなドラゴまだ敵はいるかもしれないんだぞ。」

「そうですよドラゴ殿ゴブリン相手でも油断して命を落とした例はいくらでもあるんですから。」

「わかったよ。二人は心配症だなぁ。」

「そんなことないでしょ。ちゃんと警戒してないとほら後ろから、ゴブリンの大群が。」

「お、おいそれを早く言えよ。」

「とりあえずこんな大群今の俺たちじゃあ無理だいったん逃げるぞ。」

逃げることにした俺たちは近くにあった洞窟に駆け込むことにした。

「ここなら大丈夫なはずだ。ゴブリン程度の頭だこんな入り組んだ洞窟の奥の方までこれないはずだ。」

「ですが、ドラゴ殿もしかしたらこの洞窟ギルドにダンジョン指定を受けているかもしれませんよ。」

「そうだドラゴ。バックの言う通りだ。この洞窟にモンスターがいない確証があるわけじゃないんだ。もう少し冷静に行こうドラゴ。まずはこの洞窟の探索からだ。こんな広い洞窟なんだ宝の一つや二つぐらいあるかもしれないぞ。」

「とはいってもブラッドこんな広い洞窟変に奥に入ると戻るのに一苦労だ。俺はあんまり寄り道はやなんだ。」

「いいじゃないドラゴ。昔みたいに私たち四人で冒険ってのも。」

「そうですよ昔みたいに冒険しましょうよ。」

「はぁ、しかたねぇな。まあちょっとぐらいならいいか。」

俺たちはこの洞窟を探索することにした。バックの言う通りギルドからダンジョン指定を受けていてもおかしくないほどの洞窟だったのだが何故か道中にはモンスターがいなかった。そんなこんなで最深部まで来た。

「なんだよ結局ここまでなにもなかったのかよ。」

「いいじゃない別にここに来た理由は結局ゴブリンから逃げるためだったんだし。それに、最近ずっとクエスト続きで疲れてたのもあっていい息抜きだったわ。」

「おい、待て皆何か聞こえないか。」

「そうだな何か妙だ。この洞窟には一切モンスターの気配はなかった。もしかしてこの奥に何かあるのか。」

「やめときませんか。なんだか嫌な予感がするんです。」

「じゃあ、戻るかそろそろゴブリンたちも諦めただろ。」

「いや待て皆、足音が聞こえる。それも複数だ。」

「嘘だろ。ここまでやつら追ってきたのか。」

「くそこれはまずい。ここまで俺たちを追っかけまわすということはゴブリンの中でも人間に憎しみを抱いているアークゴブリンがいるかもしれない。あれだけの数の相手をするのも大変なのにアークゴブリンもいるとなると、最悪死ぬぞ。」

「仕方ないもっと奥にすすんで転移の魔法の準備をしよう。アリス頼んだ。」

「わかったわ。」

「ブラッド、バック、アリスの魔法が完成するまで

俺たちでここをしのぐぞ。」

「「わかった」」

そこから間もなくしてゴブリン達がやってきたブラッドの予想通りアークゴブリンがいた。それもひどいことにアークゴブリンの軍団だった。俺たちは苦戦を強いられたが何とかぎりぎりのところで防衛していた。

「アリス転移の魔法の状況は?」

「そろそろ行けるわ。」

よしと思ったのもつかの間アリスの方に向かって弓矢が飛んできた。

「キャアアア」

「アリス!」

その隙をゴブリン達は見逃さなかった。俺が目を離したすきに一気に襲い掛かってきた。

「やばい。」

さっきの攻撃で転移の魔法がキャンセルされたせいでもう一回時間を稼がなければならなくなった。しかし、俺たちはすでに体力を失ってぎりぎりのところだった。

「ぐわぁ」

「バック!くそこれ以上は耐えられそうにない。もうここまでなのか。」

「まだあきらめる時じゃない。いざとなれば俺の...」

「やめろブラッド!」

その時突然あたりが光った。

「’ボム’」

大きな爆発音とともにゴブリンたちが一斉に吹っ飛んだ。

「ふん、この程度俺の爆発魔(ボマー)にかかればどうということはないな。ん?お前たちは誰だ。」

「俺たちはゴブリンの軍団に追われてここに逃げ込んだものです。」

「そうか。それは災難だったな。しかし命の危機を助けてやったんだそれ相応の報酬が必要だよな。」

「え、それは...」

「そうだな。あいにく俺はソロだ、だからそこの少女俺と一緒に来い。」

「いや、待ってくださいアリスは僕たちの...」

「うっとおしい。」

「ぐふぅ」

その瞬間バックの体が爆発四散した。

「ふん、ゴミがはなしかけるな。俺以外の男は全員ゴミだ。しかし、俺もやさしい。慈悲を与えよう。そのアリスとかいう少女を置いていけ。そうしたらお前たちを助けてやろう。」

「なんだと、お前に仲間を渡すと思うか。俺の大事な仲間まで奪っておいて!」

「黙れ。」

俺の左腕がいきなり崩れた。

「うっ、お前爆発が能力じゃないのか。」

「ふ、お前らに言う義理はない。これで最後だ。」

「そんなことさせるかよ!」

『お前は力を求めるか。』

『なんだこれ。急に動きがゆっくりに』

『力を求めるのならば、俺の問いに答えろ。』

『え、いやその前に...』

『お前は転生者や転移者が憎いか?』

その問いを聞いた瞬間俺は昔のことを思い出した。俺たちの村を滅ぼした転生者のことを。だから俺は憎しみをこめて言った。

「ああ、俺は転生者や転移者が憎い。だから誰だかわかんねぇが力を貸せ!」

『そうか。ならばお前にいかなるものにも負けはしない力を与えよう。』

その瞬間おれのなくなったはずの左手と右手に力を感じた。

「うおおおおお!」

「え?」

俺は力いっぱいにその力を相手にぶつけた。

「ぐあああああ。痛い痛い痛い。なんでだ俺は神様に選ばれたんだぞ。そんな俺を殴るなんて。」

「知るか。お前は俺の仲間を傷つけた。それだけで俺にとってはお前をぶん殴る理由なんだよ。」

俺はもう一発やつをぶん殴ろうとしたら、ブラッドが話しかけてきた。

「おいまて。さすがに転生者をぼこぼこにするのはやばい。」

「とはいってもこいつはバックのことを殺したんだぞ。そんなやつのことほっといていいのかよ。」

「それでもだ転生者を殺すことはこの国では重罪だ。そもそも殺されないからあまりこの法は関係ないが危害を加えるだけでアウトなんだぞ!」

「それでも...」

「ふん隙をみせたな。’ハイパーボム’」

「しま...」

「ハイハイそこまで。」

急に現れた男によって転生者の魔法は無効かされた。

「お、お前は誰だ!」

「私ですか?私は冒険者ギルドの最高幹部MASTERの一人コルクといいます。」

「よかった。あいつらを殺して...」

「黙れ下種」

コルクと名乗る男がそういうと転生者のあたまを握りつぶした。

「大丈夫ですか?大変な目にあいましたね。とりあえずここかあ出ましょうか。ここは本来封印エリアだったのですが。まあ時が経つにつれ封印が溶けたのでしょう。そこにある死体もあなたのお仲間ですか?」

「そうだ。」

そうかというと男は指を鳴らした。そしたらなじみのあるギルドの応接室にとんだ。

「ここではなしましょうか。」

「助けていただいてありがとうございます。」

ブラッドがそういうとアリスもありがとうといった。

俺はなんとなくだがこの男の不気味さに何も言えずにいた。

「おやあなたは何も言わないのですか?」

「ちょっと何してるの。私たちの命の恩人じゃない。ほらお礼言わないと。」

「いいですよお嬢さん。それにしても運がないですね。あの転生者は最近名をあげていた人でね。調子に乗っていて我々もこまっていたのですよ。しかもあの転生者索敵妨害の能力ももっていて身元が特定できていなかったのですよ。」

「そうですか...つまり冒険者ギルドの最高幹部の皆さんは行き過ぎた転生者や転移者を始末していたということですか?」

「そういうことですね。そこで提案があるのです。あなた方に転生者や転移者を狩るパーティーの一つ”キラー”にはいっていただけないでしょうか。」

その提案に俺は即答するつもりだったが。

「すいませんが。私は無理です。」

「なぜです。お嬢さんあなたもあの場では活躍はできていませんでしたが、クエストの情報を見る限り全然幹部とまではいかなくてもMASTERクラスにはなれますよ。」

「だからですよ。それにさっきの転生者を見て恐怖もかんじましたし、転生者や転移者を殺すといっても人を殺すことには変わりのないことですから。」

「そうですか。残念です。」

「俺も辞退したいのですが。」

「君はだめですブラッド君。こちらにも情報は入っているのですよ。元王族というのはとても大事なステータスですよ。」

「え?そうだったのブラッド。」

「そうだよアリス。俺はかつて転移者によって滅ぼされた国の王子さ。」

「しってたの?ドラゴ。」

「ああ。いいのかブラッドその能力を使うことはお前の国を滅ぼした転移者に俺は生きてると言うような者だぞ。」

「その点は心配しないで下さい。そもそも王族というのは冒険者でいうMASTERクラスと同じなんですよ。ちゃんと能力を使う練習をすれば、全然勝てるものですよ。あと、あなたが能力を使ったとしてもこちら側でサポートしますよ。」

「そうですか。」

「ドラゴさんはどうしますか。」

「もちろん俺は参加します。その為にこの力を得たんですから。」

「そう、ですか。ならいいです。私たちはあなたたちを歓迎します。仕事の内容としてはどこかのタイミングで手紙が届くはずです。そこにかいています。チームとしてはとりあえずドラゴさんとブラッド君のタッグで当たってもらいましょう。」

「わかりました。」

「とりあえず今日は宿を手配しています。そこで休んでください。あと、アリスさんは何か要望があれば何か言ってください。」

「いえ、いいです。私一応家は持っているので少しの間そこにいます。」

「わかりました。とりあえず今日は休んでください。あと、手紙が届くまでの間は普通にクエストをこなすのもいいですよ。でもメンバーは変えないでください。おねがいしますね。」

そういわれると宿の場所に転移させられた。きっちり三人分用意されていた。とりあえず俺たちは疲れていたから部屋で休むことにした。

「今日は疲れたな。それにしてもあの時頭に響いた声とそのあとの力は一体なんだったんだ。」

「おや、おぼえていないのか?」

「いや、おぼえてないわけじゃないけど。え?お前誰?」

「俺はなんだろうな長い間あの洞窟にいたせいでわすれてしまった。」

「そ、そうか。取り合えずおまえ大剣なの?」

「いや、別にこれで固定されてるわけではないがお前の持ってた武器が大剣だったから取り込ませてもらった。」

「だからか、あの時大剣がなかったのはそういうことだったのか。」

「とりあえず俺はどんな武器にもなれるぞ。俺が知りえる武器ならな。」

「そうか。」

こうしておれは念願ともいえた転生者や転移者に復讐を果たすことができるようになった。


設定を作中で解説するのがきついので簡単にここに乗せときます。大体説明し終わるまではこれが続きます。

冒険者ランクについて載せます。

・FIRST 

・BEGINNER

・NORMAL

・PRO

・MASTER

作中の幹部クラスはPROのMASTERクラスに近い人がなってます。

あとMASTERクラスはほとんどいないです。MASTERクラスは転生者や転移者と同じくらい強いです。

次の投稿は大体1週間後ぐらいかな

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