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負を狩る少年

作者: Maya

人には大きく別れて2つの心がある。

一つは良の心。人が嬉しい時、楽しい時または何かを達成した時に出てくる心だ。この心は人をいい方向にしてくれる。逆に人を悪い方向にする心も存在する。

それが、もう一つの心 「負」だ。負の心は良の心と違い、怒る時、絶望する時などにでてくる心。

人は負の心は滅多に出さない。

出さず、溜め込む人もいれば、すぐに吐き出す人もいる。 主人公、「神童晶」は負の心が見えるのだ。まぁ自分に関係することしか発動しないが。


この俺、神童晶は、その具現化した心を浄化している。

この事をほかの人にいうと「厨二病乙」と笑われてしまう。

いいことをしている少年だがすごく可哀想だ。

そんな中二チックな物語である。


神童 晶は暇をしてた。 高校に通いなが、負の心を浄化していってるのだが、最近、動物しか浄化してない……人が負の心をだすのは稀なのでしょうがないのだが。

そんなある日1人の感情が爆発した。

同じクラスの女の子だ。名前は確か…青桐 遥だ。 彼女は普段静かであまり喋らなないのだが今日は普段よりも明るかった。

そして彼女は1人の男を連れて出ていった。

戻って来たのは血相を変えた男性だけだった。その後、見たことのない魔物の姿となった彼女が現れたのだ!

神童は、とっさに特殊フィールドを貼り神童と彼女の2人だけの世界にした。

彼女は苦しく嘆いている。 神童は警戒しながら必死に彼女の悲しみの根源を探っていた。 負の感情を消すには根源を消すしかない…それを見つけ出せば傷つけずに魔物を浄化できるのだ。

魔物は目の前の神童を消そうと右腕を振り上げ攻撃してきた。神童はかろうじてその攻撃を避け、ズボンのポケットのなかから、一つのカプセルを取り出し開封させた。それは、負の心を消すためだけに作られたのか、その刀身は透き通るほどの白さを誇っていた一つの刀だった。

彼女が入っているだろう中心を狙わず魔物の身体の部分に神童は刀を振り上げた。魔物は切られ少しよろめくと反撃しようと襲いかかりながらも話始めた。

これは彼女の言葉なのだろう。魔物の攻撃を避けつつ、彼女の声に耳を傾けた。

・・・私は今日、一大決心をする。私には好きな人がいる。彼は私と違って明るくて誰とでも話せる素敵な人でした。 そんな自分にはないものが彼にはあって引かれたのでしょう。私は彼に恋心を抱いてしまいました。彼の顔を見る度に胸が締め付けられる思いでした。 そんなある日急遽、私の親が転勤して転校しなければならなくなってしまいました。 このまま彼に気持ちを伝えなく別れるのはすごく辛いと思い、転校する今日に告白しようと決めました 。 いつもは喋らない私だけど明るく振舞いました。 昼休みに彼を呼び、本当の気持ちを伝えました。 自分の精一杯の勇気を詰めて。

しかし、私の恋は叶うことはなかった。

こんな自分が嫌で嫌でしょうがなかった。消え去りたい…


1通りの物語を避けながら聞いていた神童は一つの答えにたどり着いていた。

彼女は、誰も彼氏や友達が居なく寂しかったんだ。 勇気を振り絞った告白も空元気も意味がなかったと思いこんでいるんだ。 だとすれば、彼女を傷つけず、守ってやれるには彼女を1人にしないことだ!

神童は、魔物の攻撃を刀でさばき、魔物の中心にいる彼女へと向かった。

そして、俺は彼女にキスをした。彼女はビクッと身体を震わせ静かに目を開け神童の方に顔を向けた。 それと同時に彼女を纏っていた魔物の、姿が消えていく。

「ふぇ!?」彼女は驚きを隠せない。

そして神童は叫んだ「お前は1人じゃねーよ。 俺がお前を守ってやる」

彼女はその言葉を聞き、一瞬は驚いたがそれはすぐに笑顔に変わり1粒の涙が流れた。

「ありがと」彼女がそう言うと彼女の後ろから禍々しいオーラが抜けていくのを神童は見た。 神童はポケットから紙を出し詠唱を始めた。すると、禍々しいオ ーラはみるみるとその紙の中に入っていった。 これでよし。 神童は自分の仕事は終わりだ。 と、思っていた。

しかし、まだ終わってはなかった。 さっきから彼女の視線が痛い……

それもそうだろう負の心を浄化するためとはいえ彼女のファーストキスを奪ってしまったのだから。

とりあえずこの場から移動しよう。そうおもうと俺は彼女を連れてその教室を出たのであった。 第一部完


第二部

あの事件の次の日から負の心が具現化したバケモノのことでクラス中は騒いでいた。

あの彼女は転校するので俺は電車のところまで送っていきさよならをした。

まぁまた近いうちに会いに来るらしい……俺に。

まぁその彼女がいなくなったことは皆朝知って昨日の男の子は血の気の引いた顔してたw

そりゃあ振って化け物となって襲ってきたんだから無理もないだろう

そんな噂も1週間も経てばただの見間違いてことになりしだいになくなった。

彼女のことも忘れてるのだろう。

そんなある日家に帰る途中に携帯がなり始めた。宛先は名前もない「不明」俺はなんのためらいもなく電話にでると相手は何も話さない。このままも面倒なので電話を切った。その日からその「不明」さんから電話がなんどもかかって来るようになった。1日…2日……3日………日を重ねていくうちに晶は鬱陶しくなり自分の持つ能力でその宛先に逆探知を仕掛けたその電話の相手は思ってたほど遠くなくしょうがなく「不明」さんに

会いにいくことにした

まぁ相手が逆探知されているということを気づくわけもなくあっけなく犯人を見つけることができた。そこに座っ出た犯人は、それは俺は知っているひとだった…

そいつは、いつしか俺が助けた彼女を振った男だった。

その男は自分が見張ってた男が自分の後ろに立っているのに驚きを隠せない。

「なんでお前がそんなところに立ってんだよ!」

「逆探知した」

これといって言い訳を考えることもなく本当のことを晶はいった。

その男は、拳を震えながら叫んだ!

「お前のせいで俺の人生が変わったんだ!」

すると男の周りから黒い渦が巻き始めた!「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁおおおおおおおおウォー!」

男の叫び声が雄叫びへと変わった。

その姿は人とは呼びがたい、狼のような化け物と化した。

今回のやつは相手に対するただの八つ当たりでしかない。

助ける義理もなく普通に倒すだけだ。すると晶は刀を取り出し、容赦なく化け物に斬りかかった。一太刀振るうが呆気なく避けられてしまう。 負けずに連撃を繰り出していくがどれもすれすれで避けられてしまう。 どことなく声が聞こえる。晶は耳を傾ける。

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