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崩天蛇神の秩序維持  作者: てるてるぼうず
3394/3435

何に対して

「小さな鉛弾を飛ばす銃に魔法的効力を持たせにくいのはどうしようもないからな……その点を加味すると、別の武器も持っておきたいところだ」

「じゃあ、その武器は何が良いかって言うと……やっぱり杖とか剣って事になっちゃうんだよねこれが」

「どう考えても、剣とかの主流になってる武器のサブとして銃を持つかどうかって話にしかならないな」


 そうなると、銃を持とうと考える魔術師は減る傾向になるだろうな。


「魔法効果を持たせにくい武器をあえて持ち運ぶかって考えると、用途は限られて来るね。少なくとも魔物との戦闘は考えてない事になるから、市街地からは出ないって事になるかな。少なくとも人が住んでる村からも殆ど出ない事になるね。銃に魔法を効果的に込めるのはかなりの高等技術だし」

「まあ、滅多に見かけないからな……護身用ならともかく、戦闘用で銃を持ち歩いてる奴なんて」


 魔物が徘徊しているような危険地帯じゃ心許ないし、かと言って街中でそんなもん持ち歩いてる奴なんて危なっかしい事この上ない。


「まあ、言っちゃ悪いけど魔物に向かって撃つ武器じゃないね」

「じゃあ、何に対して撃つんだ? って話になるが……野鳥や猪に向けて……って、なると需要は限られるな」


 要するに……人に向けてって話になるな。この、魔物だの何だのが当然の権利みたいに闊歩している世の中で、対人戦用の武器がどれだけ発達するかは……正直疑問が残るな。

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