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崩天蛇神の秩序維持  作者: てるてるぼうず
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転送魔法の割合

「訓練中の出来事ならまだマシか……」

「単なる遭難事故ならマシかもしれないけど、天候急変とかが重なると大変な事になるよ。猛吹雪なんて吹いたら救助にも向かえないし」

「確かに救助隊まで遭難する危険性があるからな……」


 自然現象が相手だと、流石に手も足も出ないだろうな。


「天気が落ち着くまで救助どころか捜索も出来ないから、国によっては転送魔法で移動出来る魔術師の同行を義務付けているところもあるね」

「ああ。転送魔法で安全な場所まで避難するのか」

「そういう事だね。どれくらいの危険地帯なら何割以上とか、軍の規定で細かく決められてるところもあるね。勿論、国によって緩かったり厳しかったりするけど」


 なるほどな。転送魔法で避難出来ると言っても、一人だけで百人も二百人も避難させる事が出来るかと言われたら難しいところだろう。という事は、このくらいの規模の部隊なら転送魔法を扱える魔術師は最低何人以上とか、そういう基準を設けていてもおかしくはない。


「五人に一人は転送魔法が使える魔術師を入れる事とか、そういう規定があるのか……」

「二割もいれば理想だね。実際はもっと少ない割合で作戦を実行したりするけどね。後は、人数がどうしても揃わないから規定の方を緩和して作戦を実行したりするなんて言う、本末転倒な話もあるけど」


 事故を起こさないための安全基準なのに、その安全基準のレベルを引き下げて安全基準を満たした事にするのか……余程実行に移したい作戦があったのだろうが……後々禍根を残しそうだな。

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