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多いに越した事は無い
「……話を聞けば聞くほど人間とうり二つに作る意味が見出せなくなるな。仮に完璧なオートマタが完成したとしたら何か途轍もないメリットでもあるのか?」
「オートマタを作る目的も、そのメリットも、どっちも同じだよ。要するに自己満足だね。『そんなの作ってどうするの?』じゃなくて、『作りたいから作ってる』で完全に自己完結しちゃってるんだよね」
目的があって作ってるんじゃなくて、そもそも作る事が目的なわけか。
「完全に趣味の世界か……」
「一応、人間とうり二つの見た目を作り出す事が出来るなら、義手とか義足とかの医療道具に応用出来たりするから完全に使い道が無いってわけでも無いんだけどね。……まあ、そういう目的でオートマタを作ろうとする人は滅多にいないけど」
「技術の発展のためにオートマタを開発してるわけじゃなくて、オートマタの開発を進めていく中で技術が発展していってるわけか」
まあ、趣味で技術を発展させる奴が多ければそれだけ技術の進みも早くなるだろうから、オートマタ開発に関心のある奴は大いに越した事はないのだろうな。




