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正常だと判断するシステム
「そうだね。自分自身が正常であるという判断を自分自身で正確に判断するのは理論上不可能って話になっちゃうよね。だからそこは外部の装置で実現するんだけど……問題はそのメンテナンス用の装置の点検をどうやって実現するかって事なんだよね。一応、メンテナンス用の装置を二つ作ってそれぞれに互いを相互確認させ合う事で不具合が発生する確率を極限まで下げるって方法が取られてるけど」
なるほどな。お互いがお互いの状態をチェックし合って、不具合があると修正し合うシステムか。飛行機とかで使われてるらしいシステムだな。
「お互いがお互いを観察し合うから、二つが同時に同じ個所で不具合を出さない限りは理論上問題が発生しないわけだな」
「まあ、その方法で品質の維持は問題無いとみなされてるね」
「それ以上は確認し合う装置の数を増やす以外に方法が無いからな」
二つの装置が同時に全く同じ個所で不具合を起こす確率は決してゼロでは無い。故によりその確率を下げるために、三つの装置で互いを観測させ合えば良いという話になるが、その考え方では理論的に確率はゼロにならないから延々と数を増やし続けてしまうわけだ。つまりどこかで考えなくて良い確率として割り切る必要があるわけだな。




