封印方法
「封印魔法そのものは太古の昔からあったとされる魔法で、異なる次元に送り飛ばす空間魔法の亜種みたいなものらしいね」
「異なる次元って……どんな空間だよ? その封印って解く事は可能なのか?」
「さあね。ただ、封印の際に何かしらの媒介を使用しているハズだから、封印を解く事は不可能じゃないハズだよ」
封印って性質上、いつかは絶対に解かれる日が来るって事か。
「異空間送りにした後で出入り口に蓋をして鍵をかけたようなものか……確かにいつかは開かれるかもな。……ただ、異空間送りにしただけなら、内側からも開くんじゃないか?」
やはり気になるのは、内側から自力で脱出する可能性についてだ。未だに復活していない事を考えるに内側から封印を解く方法は存在しないのかもしれないがな。
「内側から封印を解けるかどうかで言うなら、解く事は出来るよ。まあ、それでも事実上は内側からは解けない封印魔法になっているけど」
「解けるけど解けない? どういう事だ?」
「簡単に言うと、封印の内側と外側で時間の流れが違うらしいね。封印の内側での一日が外側じゃ一週間とか。それをもっと極端にしたのが、魔王相手に発動した封印魔法だね」
なるほどな。確かにそういう原理の魔法なら、内側からの攻略は難易度が一気に跳ね上がるな。同じ仕事量でも、時間の流れが二倍程緩やかなら、作業効率の差は二倍になる。




