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崩天蛇神の秩序維持  作者: てるてるぼうず
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焦土作戦

「流石にそこまで甘くは無いか」

「そもそも、一度逃げ出した領主がもう一度領地を取り返すために戦うなんて話は聞いた事が無いからね。あってもほんの小さな村とか、そういうレベルだと思うよ」

「まあ、逃げ出した領主にそこまでデカい領土を取り返せるような戦力なんて集められるわけないか」


 そんな巨大な戦力を揃えられるなら、領土の奪還では無く防衛に使えって話だもんな。


「そういう事だね。ただでさえ拠点を占領した後のモンスター達……特に知能の高いモンスター達は厄介な成長をするって言われてるのに、ましてや身分の高い領主が統治していた地域が奪われたってなったら……大変な事になるね」

「ああ……守りの厳重な拠点程、保管されてる物資が多いって事を知られると、確かに大変な事になるな」

「だから有力者達は財産を持って逃げ出す事を正当化する人もいるし、敵に奪われるくらいならって村に火をつけて全部焼き払って村人全員で逃げるって作戦も行われたりしたらしいね」

「焦土作戦かよ……確かに奪われるくらいなら自分達の手で完全に破壊して敵に利用されるのを阻止するって理屈も通るが……その後で奪い返すって事を一切考慮してない作戦だな?」


 焦土作戦をやられ側である敵目線で考えたら、確かに奪える物資が無いわけだから補給が出来ない事になる。さらなる進撃は難しくはなるが……その後の復興作業の難易度は桁違いに跳ね上がるな。そんな心配よりも足を止める事を優先するくらい危機的状況で、そこまできたら復興とかじゃなく、いっその事新しく一から村を開拓した方が早いって事か。

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