体温の調整方法
「まあ、小動物みたいに一日中何かを食べてないと死ぬって事は無さそうだな。……もしかして、ドラゴンって変温動物だったりするのか?」
「種にもよるんだけど……微妙。ある意味では変温動物なんだけど、魔法で体温を調整したりもするからそういう意味では恒温動物と考える事も出来るね。まあ、魔法による体温調整を恒温動物として解釈して良いのかって疑問は出て来るけど」
魔法で体温を調整するのか……人間で例えるなら、クーラーで体を冷やしたり暖炉で体を温めたりするようなものか? 確かにそれを根拠に変温動物だとか恒温動物だとかを定義するのは微妙な気はするが。
「無意識に体温を一定に保ったりするように魔法を使うのか?」
「無意識でやってるかどうかを断定するにはデータが足りなすぎるね。ただ、意識的には間違いなくやってるね。魔法を使って体内に溜まった熱や冷気を放出する攻撃方法を持ったドラゴンは確認されているし」
熱を排出して冷たい空気を取り込んだり、その逆をやったりする事が出来るって事か? そういう生態と考える事も出来るが……代謝としてそれをやってるというわけでは無いのであれば、生態と解釈する事は出来ないかもな。しかし……魔法で体温調整を行うとは……魔法生物ならではの行動だな。




