表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
崩天蛇神の秩序維持  作者: てるてるぼうず
3133/3213

考えられる可能性

「上空に魔力を散布する事に意味があるとすると、この後でさらに何か別の魔法を撃って来るって事になるよな……?」


 どんな意図があっての事かは知らないが、わざわざ一手間を加えたからには何かしら次の一手があるのだろう。


「そういう事になるね。わざわざ魔力をバラまく必要があるんだとしたら……その理由はかなり限られてくるよ」

「想像もつかんな」

「一番あり得るのが、精霊魔法……周辺の魔力を利用する魔法だからねあれは」

「周辺の魔力を利用する魔法をあんな上空に撃つのか? 地上では今まさに魔力が撒き散らされているのにか?」


 理屈はわかるが、周辺の魔力を利用するのであれば、すぐ近くにある魔力を利用すれば良いだけの話だ。わざわざ魔力の殆ど無い上空で魔力を使う意味がわからん。


「……召喚魔法……精霊魔法を使えるモンスターを召喚するつもりかもしれないね」

「精霊魔法を使えるモンスターを? そんなのがいるのか……」

「まあ、かなり珍しいけどね」

「それでも、上空に魔法を撃つ意味があるとも思えないがな」


 仮にそんなモンスターがいたとして、普通に地上で召喚すれば良いだけの話のハズだ。


「意味ならあるよ。周辺の魔力を利用する生態である以上は、元々の環境って言うのが重要になってくるからね。あらゆる環境に適応するか、もしくは周辺の環境を自分に適したものに変化させるか……精霊魔法を使えるモンスターの行き着く先はだいたい二つに一つだよ」


 環境に合わせて自分が変わるか、自分に合わせて環境を変えるか。上空に魔法を撃って調整しているって事は後者のモンスターか。わざわざ高難易度の魔法を使ってまで調整したかったとなると、かなり強力なモンスターか。もしくは召喚魔法などでは無く、もっと別の狙いがあったのかもしれないな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ