表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
崩天蛇神の秩序維持  作者: てるてるぼうず
3084/3216

在学中に揃わない

「転送魔法は小分けにしない方が効率が良いって事は……都市を小分けにして転送させるって方法はかなり効率が悪そうだな……」

「ああ。普通やるべきでは無いな。だから実用化はまず不可能だとされている。まず大前提として都市に合わせて魔法陣を作るのではなく、魔法陣に合わせて都市を建設する必要がある。実験だけでも何十年かかるかわかったものではないぞ」


 都市の準備をしているだけで在学期間が終わりそうな話だな。……そもそも学校の予算で出来る規模の実験じゃ無いな。


「学校でやるんなら、もっと現実的な規模で実験をやるよな?」

「スケールダウンは必至だな。だが、スケールが下がると学術的な価値は一気に下落するのがこの研究の性質だ」


 まあ、デカい程効率が良くなるって話だからな。


「じゃあ、お前が魔術科に入ったとしても出来る事は何も無いって事か」

「何も無いな。だから武術科の方に入学したのだからな」


 まあ、聞いた話だと学校で出来る範疇の話じゃなさそうだな。


「とても在学期間中には揃わないような大規模な準備を整えるか、全く新しい理論で作られた論文を新しく執筆しないとダメってわけか。そうなってくると、もう先生が生徒に教える事なんてないんじゃないか?」

「ああ。何も無いな。教えられながらじゃ満足のいく研究は出来ないだろうからな」


 基礎的な知識をインプットしてからの研究でなければろくなデータなんて取れないからな……まあ、学生なんていう限られた時間しか無いのであればやるべきではないな。最低でも専門家並みの知識量や理解力が無ければやるべきではなかっただろうな。そしてそんなものが入学生にあるのかと聞かれたら……まあ、あるわけが無いだろうな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ