表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
崩天蛇神の秩序維持  作者: てるてるぼうず
3080/3214

細かく分ける

「村を丸ごと一つ転送するのは色々な意味で無理難題になるから、今現在研究されているのはさらに細かく分けての転送だな。家で例えるなら、一階部分を転送した後に二階部分を転送させて現地で接合するという手法だ」

「そんな積み木じゃねえんだから……本当に上手く行くのかそれ?」


 建物ってそんな簡単に作れるものじゃないだろ。


「かなり簡易的な構造の建物に限ればな。もっと極端な例を出せばキャンプ一式セットを持たせて転送させるのもこれに該当する」

「いや、キャンプと開拓とか移住を同列に語るのは無理あるだろ……」

「あくまでも極論だ。現実的には外敵から身を守るためのバリケードないしは城壁を転送させて内部を作っていったりする。後はより合理的な構造をした建物の設計だな。もっとも、これは魔法ではなく建築の話になるから論点が違うが」

「城とか昔に建てられた建物はどうしようもなくなるな」


 現実的に実現性を追求していった結果、当初の目的が達成出来ない事が確定してしまったな。


「それは今後の研究次第だな。この研究で最大のネックとなっているのが土台や基礎の部分だ。こればかりはどうする事も出来ないのが現状らしい」

「まあ、どうにか出来たら転送魔法がとかじゃなく、建築業界で激震が走る事になるだろうな」


 土台をワープさせたら土台が上手くかみ合ったなんて都合の良い話が出るわけないからな。


「まあな。だから土台つくりは現地に任せて、土台つくりの作業がすぐに終わるように外敵から身を守るために色々工夫すると言う方向性が主流になりつつある」


 まあ、モンスターだとかの外敵から身を守ると言うのは安全確保という点から考えても前提条件になるだろうからな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ