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崩天蛇神の秩序維持  作者: てるてるぼうず
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情報の出し惜しみ

「パズルに必要なピースは全部そろってるのに、全てのピースを把握している奴がいないから完成させる事が出来ないわけか。それじゃあ独占するのと公表するの、どっちが得なのかわからんな」

「赤の他人にパズルを解かれる可能性があるって考えたら全部は公表出来ないんじゃないかな。それでも公表するピースが少な過ぎると思うけどね」


 なるほどな。情報を小出しにして自分達よりも技術力のある奴を出さないようにしているわけか。


「情報を小出しにし過ぎて技術が発展しない状況が生まれたわけか」

「これは結構問題になっているね。発表される論文も新技術も、本当に最近作られたものなのかってね」


 長年使われてきた魔法を公表する事で技術の発展をある程度コントロールしてきたわけか。


「違う可能性は高いだろうな。それどころか、もっと他の画期的なものを思いついたから公表するに至ったという可能性だってありえそうだな」

「もっと凄い物を作ったから……って言うのは実際にありえる話だな。最も優れたものを世に解き放てば我々はそれと同等かそれ以上のものを相手にしなければならなくなるが……最も優れているものを秘密にしておけば、事実上、相手はそれ以下の攻撃方法を取らざるをえなくなるからな」


 なるほどな。自分達が世界のトップを走っているという前提で考えればその通りの話だ。オリヴィエの家で考えれば、自分達の作った武器が敵の手に回ってそれを相手にしなきゃいけないって状況が発生するわけだからな。それならもっと性能の優れた武器は世間に公表せずに残して取っておいた方が良いと判断した場合だってあり得そうだな。


「自分達の持つ技術が世界で一番優れた国だって前提が無いと成り立たない理屈だけどなそれ」

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