表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
崩天蛇神の秩序維持  作者: てるてるぼうず
3052/3213

魔法はイメージが重要

「……まあ、銃を構えて撃てと言われても目隠しなんてされてたらビビッて撃てないのが大半だろうな」


 魔法を放つと言っても、その結果がわかるかわからないかはかなり話が違って来るからな。武器にせよ魔法にせよ、その危険性を理解しているならなおの事周囲の状況がわからない状況でむやみやたらには撃てないだろうな。


「それが正常な心理状態だな。外すだけならともかく、他の誰かに当たるかもしれないと考えたらまず撃てないのが普通だ」

「だから魔法で知覚出来る範囲を広げるわけか」

「ああ。それで取れる行動の選択肢が増えるのだから習得していて損は無い。……という理屈なのだが、どういうわけか空間を認識するための魔法であるにも関わらず、その範囲は五感に強い影響を受ける。正確には、五感の強化だとか、その延長線上にあるような発展のさせ方に偏ってしまうわけだ。例えて言えば、視力を強化する魔法は比較的簡単に習得出来るのに、背中に眼をつけるようなタイプの魔法には適正や才能といったものが必要になってくるわけだ」


 五感を強化する事は簡単でも、五感から明らかに逸脱したような感覚を持つ事は難しいってわけか。


「既に存在すると言うか、身に着けている感覚器官を強化するのは簡単でも、新しく追加するだとか、全く概念的に異なるようなものを知覚するのは困難を極めるわけか」

「魔法はイメージ力が重要とされているからな。細かい匂いの変化も嗅ぎ分けるような鋭敏な嗅覚はイメージ出来ても、嗅覚で相手の顔を認識するだとか、そういう飛躍した事はまずイメージが出来ないだろうからな。一気に難易度を跳ね上げる事になるわけだ」


 まあ、確かに匂いで顔を識別するって大分意味不明な原理の魔法って事になるからな……それを想像力で実現しろってのはかなりの無理難題だって事は容易に想像出来るな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ