表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
崩天蛇神の秩序維持  作者: てるてるぼうず
3020/3214

何度も出たがる理由

「まあ、よほどの規格外でもない限りはとにかく人数を揃えたいだろうからな。それに、あまり直接的には争いを見せはしないだろうな」


 よほど手元に置いておきたい人材でもなければそこまで露骨な奪い合いまでは発展しないだろう。


「まあ、その手の奪い合いは本人のいない水面下でやるものだろうな」

「それにしても、この大会で結果を残せば税制まで変わってくるとはな……そりゃあ全力を出す奴も多いだろうよ」


 この大会の結果次第では今後の人生が変わるって話だったが……確かに国に払う税金が変わるんじゃ身の入り方も違って来るだろうな。


「ははは。貴様も来年は出てみるか?」

「そんな簡単な大会でもないだろ。それにもし今年出てたとしたら、ここまで進めたかどうかさえ怪しいもんだろ」

「確かに貴様では少し厳しいかもな。だが、完全に見込みが無いという話でも無かったと思うが……」

「そりゃあ二択問題を解き続けるだけなんだから可能性は絶対にゼロにはならないだろうがな……」


 それに、スコロが当てまくったという結果から考えれば、ずっとアイツと答えを合わせていれば難無く突破出来たって事でもある。そういう意味では今年こそが最大のチャンスだったとも言えそうだな。


「まあ、火霊祭なんて見終わってみればそんなものだ。もしも自分が出ていれば……そういう想像が止まらないのだろう」

「そうやって本当に出場しようとする奴も多そうだな?」

「多いだろうな。そうやって沼にはまるように火霊祭にのめり込む者が続出するわけだ。一度でも結果を出せば周囲の人間からの見る目が変わるからな」

「あー……それは病みつきになるだろうな」


 自分の他人からの評価なんて上がっても悪い気はしないからな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ