表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
崩天蛇神の秩序維持  作者: てるてるぼうず
3018/3214

国の取る行動

「国内のみで競技を行うってのも凄い話だ。どこで何をやるかわからないと言っても、国内の土地をある程度知っているかどうかで大会を有利に進める事が出来るかどうかに影響が出るんだからな」


 正直、こればかりは仕方ない部分があるとは言っても、かなり自国民に有利な条件だ。いくらわからないとはいえ、一度も訪れた事の無い場所かそうでないかでは違いがあるはずだ。


「まあ、偶然でもこの自然公園に来た事がある者ならば多少なりとも有利に働きそうではあるな」

「問題なのは、偶然ここを訪れた事のある奴ってのは、この国で生活している奴が多いだろうって点だ。公平を謳っているが、地元の人間を優遇しているだろこれは」

「だからこそ、この国に優秀な魔術師が移住して来る事が多いのだろうな。より上の順位を狙うなら少しでも他の選手よりも情報を集めておきたいだろうしな」


 何が役に立つかなんてわかるわけが無いからな……偶然でも役に立つ情報を手に入れるために移住して来る奴も、まあ、いるにはいるだろうな。


「……まあ、この国や都市が栄えているからってのもあるのだろうが……年に一回の大会のために移住して来るってのはちょっと想像出来ないな。いくら得られるものが多いと言えどもだ」

「確かにそこまでする者は極めて稀だな。だが、国としても優秀な魔術師は確保しておきたいからな……税制やら何やらで優遇したりする事はあるぞ」


 国でそんな事をしているのか……まあ、やるかやらないかで言えばやるだろうな。そもそも大会の結果でその選手の今後が決まると言っても過言じゃないのに、その大会を開いている国が上位の選手を優遇しない理由は無いな。むしろ国がそういう行動を取るから大会が神格化されるという事も考えられる。もっとも……これに関しては卵が先か鶏が先かという話になってしまうが。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ