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崩天蛇神の秩序維持  作者: てるてるぼうず
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高価なものでも使い捨てにする魔術師

「まともな店じゃ扱わないって……じゃあそれが売られてる市場がそもそもまともじゃないって事じゃないのか」

「そういう事になるね。まあ、そんなわけだから召喚魔法を使う人の中には杖を使い捨てるし、その使い道の無くなった杖を売り捌く業者が多くいたりするわけだね」


 類は友を呼ぶというかなんというか……良くもまあそんな事を思いつくものだ。


「使い捨てると言うが、同じ杖を何本も持っていて元が取れるのか? メリットの方が大きいならやる奴は多そうだが」

「元を取るのはかなり難しいね。普通の魔術師の杖と比べて高価になるから……毎回毎回新しい杖に買い替えていたらお金なんていくらあっても足りなくなるよ」

「そんなに高価なものを使い捨てにする魔術師もいるのか。わけのわからん魔術師もいるものだな」


 そんな杖の使い方をして良く長続きがするものだな。


「何かしらの理由はあるんだろうね。それこそそうでもしないといけないような理由が」

「まあ、自分の命がかかっているなら多少金がかかってもやる理由にはなるな」


 そして、自分の命にかかわるような重大な状況がそう頻繁に訪れるかと言われたらそう何度も経験するようなものでもないだろう。


「自分の命がかかってる危機的状況に本来なら使用出来ないハズの杖しか持っていないって時点で殆ど終わってるようなものだけどね」

「まあ、それはそうだろうな。他の種類の杖を入手していればそんな無駄な事をせずにすんだハズなのに……そんなに入手するのが難しいのか」

「中々手に入りにくいっていうのはその通りだね。杖自体にも色々と凝った細工が施されているから数が少ないし、サモナー自体の数が殆どいないから探しても見つからないなんて事はざらにある事らしいよ」


 そうなってくると今度は複数本同じ杖を持ち歩くというかなり無茶苦茶な話になって来るな。

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