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崩天蛇神の秩序維持  作者: てるてるぼうず
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そろそろ集合の時間

「おい、そろそろ集合の時間だぞ」


 翌朝、部屋のチャイムが鳴る。ドアを開けると、オリヴィエ達が待っていた。


「ああ。すぐに行く」


 すでに着替えも終えていた俺はすぐに部屋を出る。


「ふむ、大会当日だけあって外は混雑しているな」


 オリヴィエはホテルの窓から地上を見下ろしながら呟く。なるほど地上では人が大量に歩いている。


「馬車は走っていないな……と、言うより乗り物が走っていない」


 地上を見下ろしながら俺は思った事を口にする。本来車道であるハズのところにも人が平然と歩いていたのだ。


「この状況下で馬車なんて走らせたら大事故になるからな。そのため毎年この辺り一帯は通行止めになるわけだ」


 確かに……馬をこんなストレス過な場所にいさせたら暴れられてもおかしくは無いな。


「なら、必要な道具はすでに運び終わっているか、転送魔法で運ぶかってところか」

「そういう事だな。因みに、私達も転送魔法で会場まで移動するぞ。この込み具合で移動時間なんて考慮出来るわけがないからな」


 それもそうだな。と、俺は思った。こんな状況で各々が移動したら会場に全員揃うのにいったいどれだけの時間が必要になるか……早い奴と遅い奴でどれだけの時間差が生まれるか想像もつかないな。


「会場に付いたら説明会か」

「ああ。会場で開会式をやっている間に私達はより詳細な情報を運営から聞き出す事になる。それが終わったらしばらくの間は自由時間だ。その後はまた集まって私達の出番となる会場へと移動だ。そこで具体的な競技内容が説明される」


 転送魔法の後にまた転送魔法が使われる事になるのか。まあ、歩きで移動ってのも面倒そうだしな。


「最初に会場に集まる意味なんてあるのか……?」

「今日一日のスケジュールを説明する事になるだろうからいるのだろうな」


 そんなもの、全員が把握出来れば良いのだからこのホテルの中でも……いや、このホテルで泊まっていない者もいるだろうから、ここで説明会を開くのは問題もありそうだな。

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