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崩天蛇神の秩序維持  作者: てるてるぼうず
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討伐後は手放した

「まあ、それもそうか。最終的に身に着けていた装備は保管しても、その前の段階で身に着けていた装備までは保管しないか。……そういえば、勇者様一行が身に着けていた装備なんて良く保管出来るもんだな? 魔王が倒された後も戦いそのものは続いたんだろ?」

「ああ、魔物の被害は長く続く事になるが、魔王が倒された事で魔王軍の大半は侵略を止めて帰って行ったからな。その後、勇者様御一行は自身の装備を手放して別の装備で戦うようになったらしい。魔王軍の主力はもう逃げ出した後だから意外と何とかなったようだ」


 魔王を倒した後に『魔王を倒した装備』は手放したのか。別に手放す必要も無いように思えるが。


「良く手放す気になったな。苦労して手に入れたんじゃないのか?」

「これに関しては色々と言われているな。後々の脅威を見越して保管させているとかな。ただ、勇者様御一行が解散したのは魔王討伐後の暫く経った頃だからな。単純に自分達が対処する頻度が減ったから手放した可能性もあるぞ」


 どんなに優れた武具も平和な世の中となっては価値は下がっていくばかりか。


「いつまでも後生大事に持っていても仕方ないと思われるようになったわけか。しかし周囲の目線を考えたら下手に処分する事も出来なそうだ。それでどこかに寄贈でもして保管して貰った方が良いという事なのだろうな」

「だろうな。少なくとも、勇者様は魔王を討伐して凱旋した後すぐに装備していたものを教会に寄贈したぞ。何でも、魔王を倒し終わったから自分はもう勇者じゃないというのが理由だそうだ」


 魔王を倒した装備をいつまでも持っておくのは不味いと思ったのか? しかし、武具を手放したタイミングは人によって違うみたいだな。


「最初に勇者様が装備を手放したのか?」

「そうだ。実際に魔王軍が撤退した時点でかなりオーバースペックになっていたハズだからな。持っていても仕方ないと思ったのかもしれんな」

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