表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
崩天蛇神の秩序維持  作者: てるてるぼうず
2652/3226

過去の優勝者

「なるほどな。だが、そんな例外を考えていたら格下以外誰とも戦えなくなる。……いや、情報が何も無いんだからむしろ格下と戦おうとする方が確率的には厄介なのか……?」


 一発で優勝するような化け物が何の前触れもなく突然変異のように現れると考えると、むしろ有名な奴と戦っていると突然変異レベルの猛者とは戦えていない事になるのか。


「可能性の話をするのであればそうなるな」

「まあ、もしかしたらそういうのと戦うかもしれんとだけ覚えておこう。狙って出会えるものでもないしな」

「流石に自分達が誰と戦うかは各ブロックの参加者名簿でわかるだろうから、事前に情報を掴めれば意図的に戦う事は可能だな。それ自体が難しいのだが……」

「難しいというより、そもそもいないという可能性の方が高いからな。突然変異レベルの強者ともなると、候補として出て来るのは過去の優勝経験者か……そいつなら事前に情報を掴めるし、俺達が戦うところに参加している可能性も十分あり得るハズだ」


 俺達が戦うエリアに優勝経験者がいる可能性はゼロじゃない。むしろ可能性としては数パーセント程度ならほぼ確実に存在すると言える。まあ、優勝経験者が一人も参加していなければその限りでは無いが。


「過去の優勝経験者か……ありえるな」

「実際のところ、いるのか? 優勝経験者」

「いる。三人参加しているぞ。今年の大会の優勝候補の大本命だ」

「そんなにいるのか……? それじゃあ、むしろ戦わずに済む方のが運が良いって話だな」


 流石にいるだろうとは思っていたが、三人か。これは多いのか少ないのか……毎年開いてる大会の優勝者なんだから、一見すると少ないように思いがちだが……過去の優勝者が普通に参加出来るという性質上、連続優勝だとかで数名での奪い合いの状態に陥っている可能性も無くは無い。そういう意味では三人は多い……少なくともここ直近での十年間の中の優勝者でかなりの割合を占めるんじゃないか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ