表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
崩天蛇神の秩序維持  作者: てるてるぼうず
2489/3228

いつの出来事か

「深い地層で戦闘の痕跡? かなり昔に発生した争いって事になるが……伝説の勇者様一行との戦いの痕跡か?」

「それは今も調査中だ。何せサンプルの絶対数が少ないのが現状だからな」

「そうか。……まあ、それはそうだろうな」

「ただ、場所から考えて勇者様御一行とは関係は無いだろうと言うのが通説だ」


 そんな事がわかるものなのか? と、思ったが、伝説の勇者様一行がどういったルートを通って魔王を倒したかはわかっているわけだから、そこと逸脱した場所で発見されたんなら関係無いと判断されてもおかしくはないか。


「じゃあ、魔王が封印される前か後かで発生した戦いって事になるな」

「ああ。目下研究中だ。もしも魔王が倒される前の出来事なのだとしたら、それはいつの……何者による戦いなのかで意味は大きく変わるからな」

「だな。魔王が統治していた状態で発生した戦いなのだとしたら、魔王に反発した魔物が多数存在した根拠になるからな」


 もしそうなのだとしたら……もっとも……そうでなかったとしても、今となっては魔王の復活なんて現地の魔物達ですら望んでないとか言われるレベルの話になってしまっているがな。


「ああ。詳しく調査を進めれば、当時の魔物達がどのような魔法を使用していたかが判明するやもしれん。……もしかしたら、魔王が使った可能性もあり得るしな」

「魔王の使用した魔法の痕跡から情報を引き出せれば、何かしらの対策が立てられるかもしれないな」


 一応、現状ではまだ都市伝説レベルの与太話ではあるが……魔王復活の噂は流れているらしいから、何かしらの手掛かりは欲しいところだろうからな。


「まあ、時代の流れが隔たり過ぎてほぼ参考にもならん気休め程度の情報にしかならん可能性の方が高いがな」

「封印されてるんだろ? そんなに変化するか?」

「そんなの知らん。私だからというわけではなく、他の誰にもわからん話だそんなものは」


 それはそうだな。封印されている最中でも魔王がさらに強く成長するのかどうかなんて想像もつかない話だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ