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崩天蛇神の秩序維持  作者: てるてるぼうず
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新しく拠点を作る場所

「飛空艇か……確かにそんなものが常駐しているのであれば心配は無いが、一つの拠点の上にいつまでも浮かんでいるわけにもいかないな」


 魔界の開拓を行っている連中の思惑としては、もっといろんな場所で拠点を作ってゴーレムを大量展開したいハズだからな。ゴーレムのメンテナンスが一か所でしか出来ないという状況は避けたいハズだ。


「まあ、船を飛ばす燃料も、乗組員の食料も無限では無いからな……他の輸送船に往復させるという方法もあるが……」

「いや、そういう事じゃなく、今後他の場所にも拠点を増やして、そこにも大量のゴーレムを配備させるんだろ? それぞれの拠点でメンテナンスが可能じゃないと話にならないと思うんだが」

「なるほど、そういう事か。確かに魔界で開拓された拠点に最優先で送り込まれたのはゴーレムのメンテナンスが出来る技術者だった」


 だろうな。基本的にゴーレムに色々とやって貰う以上、そのゴーレムのメンテナンスは必須だからな。それが可能な技術者が積極的に送り込まれるのは必然だろう。


「じゃないと、ゴーレムに何かあった時に全ての動きがストップしかねないからな……」

「だが、そんな技術者をそれぞれの拠点に満遍なく配属させるというのも非現実的だぞ。そもそも開拓のための拠点というのだって、魔界の中を散らばるように置かれているわけではないからな。あくまでも最初の一つ目を中心に、その周辺を制圧してより巨大な拠点を作っていくという計画になっているからな」


 まあ、本当に魔界全体の中からランダムに開拓の中心地を決めていたら、開拓した土地同士での交流はほぼ絶望的な状態に陥ってしまう。つまり、すでに計画を成功させた拠点のすぐ近くに新しい開拓地を作って、全部を統合させるなり、交流させるなりでより巨大な組織を作り上げていくという算段なのだろう。


「本当に散り散りバラバラな場所で拠点を作るよりも、すでに発展している拠点から恩恵を受けながら新しく拠点を作っていくのが一番効率が良いハズだからな。下手に別々の場所で拠点を作ろうにも、そもそも魔物から見向きもされないような土地じゃないと魔物に目を付けられると考えたら、同じ場所に集まらざるを得ないというわけだ」

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