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崩天蛇神の秩序維持  作者: てるてるぼうず
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多分なんとかなる

「あー……確かに会えない可能性は高そうですね」

「高そうって言うか……それってオリヴィエちゃんの確保している席に乗り込むって事になるんじゃ……」

「え? 会長達も乗り込むつもりなんですよね? そこに俺も便乗出来ればどうとでもなると思ってたんですが」


 まあ、実際には泊まるホテルはその時には知っているのだが……俺達の審査官としての仕事が終わるまでは他人に教えるわけにはいかないしな。オリヴィエのところの家族もそこのところは把握しているだろうし、上手く誤魔化してくれるだろう。


「えー!? 何よその綱渡りな計画は!? オリヴィエちゃんだけじゃなくて私達にまで会う必要があるじゃない!」

「……いや、そっちに関してはそれこそ幾らでも方法はあるでしょう? と言うか、会えなかったら泊まってるホテルの情報を伝える事が出来ないんですからむしろそこを心配されても困るんですがね……」

「いや、いやいやいや……だから、そういうところを心配して事前に教えて欲しいなって言ってるんだけど……」

「あー……確かにそれが一番確実ですね」


 言われてみると事前に情報を仕入れて会長に伝えるのがお願いの叶え方としてはベストだな。そもそも教えるわけにはいかないという部分に目をつぶったとしても、それはそれで今度は何でどこのホテルに泊まるか聞いてるんだこいつは? って話になるから、まあ、聞き出すのは困難だったろう。……いや、金持ちに対する興味の範疇でそれとなく聞き出せるか……?


「な、なにを暢気な……本当に大丈夫なんでしょうね? 『やっぱダメでした』なんて言ったら許さないわよ?」

「大丈夫ですって。なんとかなりますよ」


 まあ、初日の日程さえ終わらせてしまえば、後は各自自由行動なのだから泊まっているホテルを教えてしまっても問題は無いだろう。それ以前にバレるだろうしな。

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