第33話 それより団子を食え
前回
平人が陸軍兵士に挑発されて喧嘩になった、平人がやられそうになった時、何者かが助けてくれた
団子屋にて・・・
平人
「いつつ・・・」
??
「大丈夫かい少尉さん」?
平人
「え、えぇ・・・ありがとうございます、えっと・・・」
??
「おっと、自己紹介がまだだったな、俺は平岡颯、本日付けでここの佐世保防空隊に所属になった飛行機乗りだ、階級は大尉」
平人
「し、失礼しました大尉殿!!!、じ、自分は艦船勤務の葉山平人少尉です」!!!
平人はその場で立ち上がり、敬礼した
颯
「あぁ、堅苦しい挨拶はしなくていいぜ、それより団子を食え」
そう言って三色団子を差し出す颯
平人
「あ、ありがとうございます」
颯
「ふぅ~しかし配属そうそう喧嘩が出来るとは思わなかったぜ、憲兵が来た時にゃ全速力で逃げたからな」
平人
「た、大尉殿、本当にありがとうございました・・・あのままだったら絶対負けてました」
颯
「いいって・・・それより、さっきから何で珍しそうな目で俺を見てるんだ」?
平人
「えっ・・・い、いや・・・大尉殿の後ろに・・・」
颯
「後ろ」?
そう言って颯が振り向くと・・・
羽音
「・・・今気づいたんですか、大尉」
そう言って団子を食べる羽音
颯
「羽音!?いつの間に」!?
羽音
「・・・大尉の頭上にずっと飛んでました・・・団子が見えたので降りたんです」
颯
「そ、そうか・・・」
平人
「あ、あの~その娘は」?
颯
「あ、あぁ・・・ん?お、お前こいつが見えるのか」!?
平人
「見えるのか?・・・もしかして、精霊の類ですか」?
颯
「よく分かったな・・・もしかして・・・」
平人
「私には艦艇の精霊が見えるのです・・・そっちは戦闘航空機の精霊ですね」?
羽音
「・・・艦魂が見える人ですか・・・初めて見ました、私は颯大尉の愛機、防空戦闘機羽音の飛魂、羽音です」
平人
「防空戦闘機羽音・・・あ!呉軍港空襲の時に出撃していたあの」!?
颯
「ん?ならお前も呉軍港に居たのか」!?
平人
「はい、戦艦備前に乗ってます」
颯
「そうか、戦艦長門と金剛型、それに・・・おっと、こいつは機密事項だったな・・・この2隻を合わした大日本帝国期待の星に乗ってるのか・・・」
戦艦大和は当時民衆達には知られておらず、名前が広まったのは戦後である
平人
「は、はい・・・」
羽音
「・・・その様子だと、何か悩んでいるようですね」
平人
「ここではちょっと話しずらいので・・・別の場所で・・・」
颯
「・・・分かった、おばちゃん、勘定置くよ」
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