第31話 小さな一歩
ある種の前世的なお方が一人出てきました
前回
シャンが悩んでいるのをサラが気づき、悩みを聞いた・・・悩みは戦うのが怖くなってしまったとの事、そこでシャンに移送されている女子捕虜を見に行く事になった
航空母艦シャングリラ禁固室前にて・・・
サラ
「ここにいるのね、シャン」?
シャン
「はい、墜落した時二人で乗っていたので二人ともこの部屋に入れてます」
サラ
「そう・・・」
シャン
「心配なのが、私の馬鹿野郎共が襲ってないかって事です・・・」
サラ
「そう言えば・・・陸軍や海兵隊の馬鹿な兵士の一部が女性を強姦したって聞いたわね・・・一部の艦魂が見える奴なんて艦魂を10人襲ったって話しがあるからね・・・レディ姉さんと戦艦の皆さんがその乗員をマジ殺しにして海に落っことして本当に殺したけど・・・」
シャン
「あぁ、駆逐艦ジョンストンの強姦魔行方不明事件ですね、確かその兵士は事故死扱いになりましたね」
サラ
「強姦魔とはいえ本当に殺す事はないでしょう・・・その後全員が後悔していたわ・・・私はそのカウンセリングしたけど・・・こっちまで気がめいるわよ・・・」
サラは暗い顔して言った
シャン
「そ、それじゃあ、中に入りましょう、鍵はここにありますよ」
サラ
「それもそうね・・・」
カチャリッ、ガチャッ
そう言ってシャンが部屋の鍵を開けて中に入った
少女
「ん・・・誰ですか」?
布団の中で眠っていた少女は扉の開く音を聞いて目が覚めた
サラ
「あら・・・貴方は私達が見えるだけじゃなくて英語まで話せるの」?
シャン
「い、以外ですね・・・」
少女
「以外で悪かったですね・・・服装と髪の色からして、アメリカ海軍の人達ですね・・・でも私と同い年ぐらいの人はいなかったし・・・何者ですか」?
サラ
「私達はこの艦隊にいるレキシントン級航空母艦の艦魂のサラトガ、サラって呼んでね」
シャン
「私はこのエセックス級航空母艦の艦魂、シャングリラ、シャンと呼んでください」
少女
「艦魂?・・・父さんの話しは本当だったのね・・・私の名前は春風信濃、大日本帝国海軍、呉神風特別攻撃航空隊の、銀狼部隊のパイロットです、そっちで寝ている男士は矢柳風武蔵・・・艦魂のお二人は私達に何か用ですか」?
サラ
「貴女のお父さんが艦魂を知っているの」?
少女
「よく話してくれましたから・・・父さんは艦魂が見える一人です、駆逐艦雪風に勤務しています、栄吾は父さんから教わりました」
シャン
「艦魂の事を知っているなら説明する暇が無くなったわ・・・実は・・・」
サラ
「いやぁね、ちょっとシャンが貴方達と会って話しがしたいって言ってね」
信濃
「私達に?その御用件とは何ですか」?
サラ
「シャンがね、貴方達を見て戦争をしていて意味があるのか疑問に感じちゃってね・・・貴方達に合って日本の内情を聞こうと思ってね・・・駄目かしら」?
信濃
「い、いえ・・・我が大日本帝国はもはや国とは呼べません・・・生活の補給品はすべて底をついて・・・学校の校庭に畑を作るまでになって・・・それでも我が帝国の政治家は戦争を止めようとしません・・・捕虜の身で図々しいですけど、お願いがあります・・・」
シャン
「何かしら」?
信濃
「・・・我が大日本帝国に勝ってください・・・大日本帝国に勝って、私の大切な国を戦争の無い国にしてください・・・もう血を見るのは嫌なんです・・・」
サラ
「・・・・・・・・・」
シャン
「・・・分かったわ・・・必ず貴女の国に勝って、JAPAN(日本)を戦争の無い国にして・・・世界に輝ける国にする事を約束するわ・・・」
信濃
「お願いします・・・」
そう言って手を前に出す信濃
シャン
「・・・任せてね」
そう言ってシャンも手を前に出して、二人は握手をした
次の日、信濃と武蔵は護送船に乗せられて沖縄に作られている捕虜収容所に連れていかれた、サラとシャンはシャングリラの飛行甲板から敬礼して見送った
シャン
「・・・日米友好の小さな一歩でしたね」
サラ
「そうね・・・信濃さんの言葉とおり、この戦争を早く終わらせないとね」
シャン
「はいっ」!!!
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