第23話 安心しろ・・・
前回
戦闘は終了したが、日本海軍の損害が多かった
颯大尉は飛魂の存在を信じようとはしなかった
呉迎撃航空隊颯の部屋
??
「・・・いい加減認めたらどうですか颯大尉?ちゃんとここに実在してるんですよ」?
颯
「君がその飛魂って証拠はあるのか」?
??
「・・・現にそこの兵子には私が見えてないでしょう」?
颯
「確かに・・・って事は君は本当に・・・」
??
「・・・飛魂です・・・名前はまだありません」
そう言って敬礼する飛魂・・・
颯
「名前が無いって・・・それじゃあ君の事は何と呼べばいいんだ」?
??
「・・・分かりません・・・私の本体である羽音と言う名でもいいですし
颯大尉が考えてくれてもいいですよ」
そう言って羽音(機体)を見る??
颯
「・・・俺に名前を考える事はできないからなぁ・・・もう羽音でもいいかい」?
??(以後羽音)
「・・・これで私に名前が付きました・・・これからよろしくお願いします颯大尉」
颯
「よろしくな、羽音」
その頃の戦艦備前では・・・
平人
「・・・・・・備前」
戦艦備前の艦首で体育座りをしている備前・・・その顔は正気がなかった
腕の中には備中の太刀と備後の南部14年式拳銃(以後南部銃)を持っていた
備前
「・・・・・・・・・」
平人
「・・・備中と備後が・・・やられたんだよな」?
備前
「・・・・・・・・・」
備前は無言だったが、備中から渡された太刀と備後の南部銃を強く握った
平人
「備前・・・」
そう言って備前の後ろに立った平人
平人
「・・・妹達を失った気持ちは痛いほど分かるよ」
その言葉に備前がやっと口を開いた
備前
「・・・二人は・・・私の大切な存在だったのに・・・私の目の前であっけなく
死んじゃって・・・守るって決めてたのに・・・」
平人
「備前・・・・・・」
備前
「備中の太刀に備後の拳銃・・・二人の形見になっちゃった・・・
あの二人はたった一つの支えだったのに・・・ううぅ・・・ヒッグッ・・・」
備前は顔を下に向けて泣いた・・・
平人
「・・・・・・・・・」
ガバッ!
備前
「ヒッグッ・・・ん・・・」?
突然平人が備前の後ろから覆いかぶさるように抱き着いて言った
平人
「大丈夫だ備前・・・俺が付いている、安心しろ・・・これからは俺がお前の支えになってやる」
備前
「ヒッグッ・・・うん・・・うん・・・ウッ、ウワァアアアアアアアン」
備前は頷きながら大声で泣いた・・・その場で大きな声で泣いた・・・
平人は備前の頭を撫でながら一緒に泣いた・・・
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備後
「・・・・・・・・・」
ガシャコンッ!
備中
「何で99式軽機関銃持ってるの」?
備後
「・・・汚い手で備前姉さんに触れた葉っぱ野郎を殺す」
作者
「させるか」!?
パスッ!
備後
「・・・しまった」
バタンッ!
作者
「こいつが隙を見せるなんて・・・珍しいな・・・」
備中
「備後は備前お姉ちゃんが好きだからね、お姉ちゃんの事になると
隙を見せる事が多いんだよ」
作者
「こいつは備前命だからな」
備中
「先に死んじゃったからね・・・私達・・・」
作者
「・・・死なせてすいませんでした」
ではこの辺で・・・




