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転生したら猛毒ハーレム♡  作者: たんすい
第5章:王女の覚醒とパーティの初陣
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第48話:修業の成果

※この作品にはR15相当の性的描写やエロティックなシーンが含まれます。苦手な方はご注意ください。

翌朝、俺は昨日までの疲労が嘘のような、みなぎる力強さを感じて目覚めた。


澄み切った山の空気と、雪に反射する朝日が心地よい。

昨日の反復訓練の成果か、体の中の魔力がスムーズに巡るのを感じる。


「さて、ご主人様。本日は次の段階に進みますわ」


朝食を終えると、ファカは早速訓練の開始を告げた。

今日の彼女は、どこか楽しそうだ。


「今日は、ベニーにも協力してもらいますわ。

 ベニー、わたくしの隣に来てくださいまし」


「はいっす!」

ベニーがこくりと頷き、ファカの隣にちょこんと立つ。


「よろしいですわね、旦那様。まずは両手で、わたくしに強化魔法を」


「ああ、いくぞ!」


俺は言われた通り、両手から魔力を放ち、ファカを強化する。

昨日とは比べ物にならないほど、安定して

魔力をコントロールできているのが自分でもわかった。


「素晴らしいですわ。それでは、ここからが本番です」


ファカの瞳が、悪戯っぽくきらりと光る。


「左手はわたくしに、そして右手はベニーに向け、

 二人に同時に強化魔法をかけて下さいまし!」


昨日の訓練の成果を試す時だ。

俺は一度深呼吸し、意識を集中させる。


左手からファカへ、右手からベニーへ。

二筋の魔力の流れを、脳内で明確にイメージする。


「うおおおおっ……!」


両方の掌から、淡い光が同時に放たれた。

光は二筋に分かれ、ファカとベニーの体をそれぞれ正確に包み込む。


「で、出来た!」


思わず歓喜の声を上げる俺に、ファカは満足げに頷いた。


「旦那様、上出来ですわ!

  では、そのまま強化魔法を維持していてくださいましね」


ファカはそう言うと、ベニーの手を取り、俺からゆっくりと距離を取り始めた。

一歩、また一歩と、二人がどんどん離れていく。


俺は必死に魔力を送り続けるが、

距離が開くにつれて、二人と俺を繋ぐ魔力の糸が、

まるでゴムのように引き伸ばされ、細くなっていくのを感じた。


5メートル、6メートル……。

そして、7メートルを過ぎたあたりで…


ぷつん


何かが切れる感覚があった。

二人を包んでいた光が、同時に掻き消える。


「……切れた」


悔しさに唇を噛む俺を見て、ファカは振り返り、にこりと笑った。


「では、本日の特訓ですわ、御主人様。

 この状態を、15メートル離れて維持できるようになるまで、

 終わりませんことよ!」


ファカの指導が上手いのか、俺に才能があったのかはわからない

が、彼女の宣告通り続いた特訓の末、日が暮れる頃には

20メートル離れても強化魔法の効果は切れなくなっていた。


「凄いじゃありませんの、旦那様。一日でここまで上達するなんて」


ファカは素直に俺を褒めてくれる。

だが、すぐに悪戯っぽい笑みを浮かべた。


「しかし、問題はここからですわ。

 本当の戦場では、何が起こるかわかりません。

 どんな状況でも絶対に集中を切らさないこと。

 それができなければ、今までの訓練も意味がありません。

 何があっても強化魔法を解かないと、約束してくださいますか?」


「わかった、やってみる」


俺は力強く頷いた。


ファカは俺のすぐ横に立つと、前方を指さした。


「では、ベニーに強化魔法を」


俺は言われた通り、少し離れた場所にいるベニーに意識を集中させる。

どんな事があっても、この魔法は絶対に解かないと、心に強く誓った。

光がベニーを包み込む。その瞬間だった。


「ひゃうっ!?」


首筋に、ふぅ、と生温かい息が優しく吹きかけられた。


柔らかな唇がわずかに触れるような近さで、湿った熱気が肌を這い、

背骨を伝って甘い電流が駆け巡る。

思わず腰がびくんと震え、全身に甘い痺れが広がった。


集中は霧散し、ベニーを包んでいた光はあっけなく消え去った。


「駄目ですわね、ご主人様。たったこれくらいのことで……」


ファカが呆れたようにため息をつく。


「そんなことやられたら誰だって、無理に決まっているだろう!」


顔を真っ赤にして抗議する俺に、ファカは豊満な胸をそっと寄せてきた。


「あら? わたくしなら、ご主人様にどんな誘惑をされても耐えますわよ♡」


「やめろ、この誘惑魔女め!」


「あら、酷い。それくらい集中力は大事ということですわ。

 戦闘の最中で魔法が切れるなんて、生死に関わることなんですから」


真剣な口調で言われ、ぐうの音も出ない。彼女の言う通りだ。


「……あぁ、そうだよな。すまなかった」


「わかってくださればよろしいのです。

 では、本当に大丈夫かどうか……試してみます?

 わたくしで♡」


ファカの瞳が挑発的に細められ、確かな自信と余裕がその表情に浮かぶ。


「それ本気で言ってるのか?

 本当にいいのか?」


俺がそう答えると、ファカはくすりと笑い、俺の手を取った。

そのまま、自らの胸元へと導くように、布地越しに手を添えさせる。


掌に広がる柔らかな感触と体温。


「では、魔法を使います。

 ご主人様の手がどこにあろうと、わたくしの集中は決して乱れませんことよ」


その言葉通り、彼女の体から紫色の薔薇のツルが空へと舞い上がる。 冷気を染めるように妖艶な軌跡を描き、周囲の雪が淡く紫に染まった。


俺の手が触れているにもかかわらず、

ファカは微動だにせず、魔力を完璧に制御していた。


「もっと強く触れていただいても、よろしいですわよ。

 それで魔力が乱れるようなら、魔導士として失格ですわ」


(この女、どこまで冷静なんだ……! )


俺がどれだけ動揺しても、彼女の魔力は一切揺るがない。

まるで、俺の未熟さを見透かしているかのようだった──。


ファカは挑発的にくすりと笑った。


「大好きなご主人様の誘惑でも、私の魔法は揺らぎません。

 毒沼の魔女の名は伊達じゃありませんわ」


その自信に満ちた声が、俺の中に眠っていた幼稚な対抗心に火をつけた。


「……なら、これならどうだ!」


指先に、そっと力を込める。

布地越しに、柔らかな質量が、むにゅりと指を受け止めた。

想像を絶する弾力と、肌の温もりがじかに伝わってくる。


だが、ファカの魔力は依然として揺るがない。


俺はさらに大胆に、掌全体でその豊満な双丘の一つを包み込んだ。

指をゆっくりと這わせ、その完璧な丸みと重みを確かめるように。


「んっ……」


やっとファカの喉から、か細く甘い声が漏れた。

だが、上空で渦巻く紫の薔薇のツルは、その勢いを一切衰えさせていない。


(こいつ、まだ耐えるのか!?)


理性の箍が外れ、もっと彼女を乱したいという衝動に駆られた俺は、親指で頂点をなぞるように探った。


布越しに、小さく硬い感触が指先に触れる。

その瞬間、ファカの肩がびくりと震え、吐息が熱を帯びた。


「ふ、ぅ……ご主人様……これ以上は……」


さすがの彼女も、声が上擦っている。

だが、それでも魔法は維持されたままだ。

その強靭な精神力に、俺はもはや畏怖さえ感じていた。


その、あまりに異様な光景に。

少し離れた場所で成り行きを見守っていたベニーが、

たまりかねたように口を挟んだ。


「あのぉ……。それって何の訓練すか……?

 どう見てもただの罰ゲームか…

 イチャついてるようにしか見えないんすけどっ…」


気まずそうに顔を赤らめながらも、ベニーのツッコミが飛んでくる。

だが、その声はもう俺の耳には届かなかった。


(もう少しだ……もう少しで、この完璧な魔女を……!)


もはや、この強靭な精神を持つ女を、俺の手で乱してやりたいという、ただそれだけの衝動に支配されていた。


俺は最後に、布の下の硬さを確かめるように、人差し指の先でぐり、と押し付けた。


「ひゃっ……!」


ファカが甲高い悲鳴を上げた、まさにその時──


ゴウッ、と突風が崖下から吹き上げ、巨大な影が俺たちの頭上を覆った。


ベニーの声が鋭く響く。


「伏せてっす!」

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