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第4話 『瓶詰めしただけで褒められた件』



朝から胃がキリキリしてた。

昨日の“無言スパルタ錬金”を思い出すと、謎の腹痛が襲ってくる。


そして今、裏庭の机の前で立ち尽くす俺。

机の上には昨日作った瓶がずらっと並んでいる。

……ああ、これ見せたらまた変なことになる気しかしない。


「リヒちゃん、昨日の分は全部持ってきたかの?」

「う、うん……」

「よきよき。では、見せてみぃ」


ばあちゃんの目がキラキラ。

期待度が高すぎる。いやほんと、ただの瓶詰めだよ?


隣でじいちゃんが腕を組んで無言。

圧がすごい。昨日と同じ地獄の予感しかしない。


恐る恐る小瓶を一つ差し出す。

ばあちゃんは光に透かして、キャップを外して匂いを嗅いで――


「……ほぅ」


やばい。なんかすごい顔してる。


「魔力が均一に通っとる。薬効が逃げとらん。菌も死んどる……完璧じゃ」

「え、えぇぇぇぇ!?」


いやいやいや!

俺、ただ“雑菌こわいから焼いとこ”って感じで魔力流しただけだから!

そんな高評価もらえる行為じゃないから!


次の瓶を手に取るばあちゃん。

「ふむ……これは魔力封印までしとるか」

「封印?」

「開けんと薬効が出んようになっとる。これを無意識にやるとは天才かの」

「ちょ、待って!? ただギュッて閉めただけだってば!」


俺の心の叫びはまたも無視。

じいちゃんが「……うむ」とかうなずいてるのも意味不明。

なんでドヤ顔なんだよじいちゃん。


「リヒちゃん、これは王都に出せば薬師が泣いて欲しがる逸品じゃ」

「いやそんな……俺ただの瓶詰め係……!」

「ふふ、さすがわしらの孫じゃ」

「違うからあぁぁ!」


でも二人とも本気で嬉しそう。

俺の評価が勝手に天井を突き破っていく。

ツッコミ虚しく、胸の奥がほんのり温かいのがまた悔しい。

認められるのって、やっぱり嬉しいんだよなぁ……。


ばあちゃんが俺の頭をなでる。

「リヒちゃん、これだけの腕があれば森で薬草を採ってみるのもいいかもしれんのう」

「も、森……?」


頭に浮かぶのは、いつも自主訓練で歩いてる森。

あそこなら慣れてる。慣れてるけど――。


「じいちゃんとわしがついとるし、実地でやればもっと腕が上がるじゃろう」

「……実地……?」

「……実地のほうが早い」じいちゃんがぼそり。


ゾワッと背筋が震えた。

自主訓練はゆるゆるだった。

でも、この二人が“実地”って言ったらガチのやつだ。

絶対心臓がもたない未来しか見えない。


「え、えっと……裏庭だけでも十分かなぁ……」

「ふふ、怖がらずともよい。リヒちゃんならできる」

「いやそういうことじゃなくてぇぇ!」


訴えはスルー。

ばあちゃんの手が優しくて、逃げ道なし。

じいちゃんは「明日道具を用意する」とだけ言い残し、無言で去っていった。


……やばい。

裏庭修行、二日で終了。

明日から“ガチ森訓練”確定。


自主訓練でのんびり歩いてただけの森が、一気に地獄コースに変貌する未来が見えた。

でも、期待されてるのも嬉しくて、結局「やめます」とは言えなかった。


こうして俺の平穏な裏庭ライフは幕を閉じ、

じいちゃんとばあちゃん同行の、心臓に悪い修行が始まることになった。


つづく → 第5話『ギルマス「よし、そろそろ森でやるかの」』


読んでいただきありがとうございます。

本作品は生成AIと協力して執筆しています。


コメントくださぁぁぁぁぁい orz

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