第6話 『駆け出し三人組、目撃する』
「ハク、あれ……見えたか?」
「……見えなかった。でも、確かに“いた”」
森の中。陽も傾き始めた静かな時間。
薬草採取に来ていた、冒険者ギルド登録済みの新人三人組――
ハク(白髪・中二病)、ハツ(常識人)、チャン(天然)――は、偶然とんでもない存在を“目撃”してしまっていた。
「オレ、見間違いじゃないと思う。あの薬草の群れの中に、何かが動いた」
「気配、完全にゼロだった。視線逸らしたらいなくなってたし……」
「ぽわ〜って光ってた〜♪」
「「光ってねぇ!!」」
三人は慌てて、草むらの影からそっと顔を出す。
そこにいたのは――幼児サイズの、小さな影。
しかし、その動きは信じられないほど洗練されていた。
薬草の葉の揺れに合わせて屈み、足音をまったく立てずに移動し、
まるで風に紛れるように消えたり現れたりする。
「いやいやおかしいだろ!? なんで“あんな小さい子”が、あんな動きできるんだよ」
「見失った。……でも絶対に、そこにいた。オレの勘がそう言ってる」
「でもね〜、空気がふわっとしてた〜。なんか“神様の子”っぽかった〜♪」
「「神様の子なんていねぇよ!!!」」
◆
その頃、リヒト本人は――
(あっ、葉の裏に斑点……これ、たぶん毒草)
地面にぺたんと座り込み、真剣に葉っぱを見比べていた。
(茎の色と手触り、根の形状……似てるけど、微妙に違う……これが見分けポイントか)
気配遮断は完了。風の流れに合わせて息を潜めていたので、周囲からはまったく気づかれない。
それが、結果的に**完全な“存在感ゼロの怪しい動き”**となってしまっていた。
(よし、サンプルは十分。今日の採取はこれで終了……慎重に、ゆっくり撤収……)
ぴたっ。すっ……。
その一歩さえも、慎重すぎるがゆえに“プロの暗殺者”のような動きに。
◆
「なぁ、あれ本当に人間か?」
「見た目は子供。でも気配はベテランの気配遮断だぞ……」
「ぽわっ……ってしたね〜♪」
「「だから光ってねぇって!!」」
三人はそのまま、茂みの陰からリヒトを最後まで見守った。
見守ったというより、目を離せなかったというほうが正しい。
そして、リヒトが何もない風の流れに身を溶かすように“すっ”と姿を消した瞬間――
「消えた……!」
「いやいや、そんなバカな……」
「これはもう……神域では!?」
「「神域じゃないってば!!!!」」
でも、その言葉を言いながらも、二人は確かに“ただの森とは違う空気”を感じていた。
風の流れ。空気の揺れ。魔力の微細な波――
「なぁ……ここって、昔から“普通の森”だったよな?」
「ああ。でも……今日のは、ちょっと違った」
「光ってたからじゃない?」
「「光ってねぇっつってんだろチャン!!」」
◆
薬草採取を終えたリヒトが森をあとにした直後、三人組は小さくうなずき合った。
「オレたち、今日……とんでもないもん見たよな」
「あれ、ギルドで話しても信じてもらえないぞ」
「でも、伝えなきゃ……あの森には、“何かがいる”って……」
「いたよ〜。伝説の子が♪」
「「伝説っておまえが作ってるんだよチャン!!!!」」
だがそのとき、すでに――
噂の火種は確かに灯っていた。
そして次回、これが“ギルドに伝わった結果”――リヒトという少年が、
『神域に近い森に現れた、神秘の子供』
『光りながら消える、気配を持たぬ者』
『ぽわっとしてて、かわいい。ヤバい』
と、**わりとひどい方向で伝説化されてしまうことになるのであった。
⸻
▶ 次回:第7話『伝説の子供(※実在)を見た』
ギルドで拡散される“奇妙な噂”。目撃者はごく普通の駆け出し冒険者三人組――の、はずだった。
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本作品は生成AIと協力して執筆しています。
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