表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

30/98

第13話 『転びそうになって魔力を出したら、“瞬間移動”と誤解された件』

『転びそうになって魔力を出したら、“瞬間移動”と誤解された件』


森の中層──進入許可が出てから数日。


俺は今日も、一歩一歩を確かめながら森を進んでいた。


(慎重に……慎重に……)


森は、日に日に“圧”が強くなっている気がする。

光は届きにくく、土の匂いも濃い。昨日降った雨のせいで、地面はぬかるみ気味だ。


(今日の目標は、あの高台の手前まで……)


森の地形を覚えつつ、あまり足を取られなさそうなルートを選ぶ。

魔力で地面を軽く叩き、足場の固さを確認──


(よし、安全ルートは確保できた)


あとは落ち葉と石に注意して──


「うわっ!?」


……ぬかるんだ土の上に、見事に足を滑らせた。


(あっぶな!!)


本能で魔力を足裏に噴射。

跳ねるようにして、なんとか倒れるのを回避──


……したはずだったのに、次の瞬間。


「ぅわあああっ!」


勢いがつきすぎて、俺はそのまま少し前方にふっ飛んでいった。


ズサッ! と着地。膝をついて、転がる手前でなんとか停止。


(い、今の……めっちゃギリギリだった……!)


泥だらけになった膝を見て、ため息をつく。

でも、怪我がなかっただけマシ。備えあればなんとやら、だ。


(ふぅ……ほんと、今日は帰ろうかな……)


そんな風にぼんやりしていたときだった。


ガサガサッ──と音がして、顔を上げる。


(っ!?)


木陰から、小さな動物……いや、小型のモンスターが顔を出していた。


体長は子犬サイズ、丸っこい身体、ふにっとした顔。

イノシシの子供をファンタジー風にしたような、ツノつきウリ坊って感じだ。


「……ぷぎゃっ」


向こうも俺を見て固まった。数秒間の沈黙。


(お、おい……来るなよ……)


と、思ったその瞬間──


「ぷぎゃぁぁあ!!」と叫んで、そのままUターンで森の奥へ逃げていった。


 


……何もしてないのに。


 


***


──領主邸・遠見水晶ルーム。


「今の、見た!?」


姉が水晶の前でぴょんっと飛び跳ねた。


「リヒちゃん、足元滑ったと思ったら、スッと数メートル先に……!?」


「……空間移動……?」

長兄がゴクリと息を呑む。


「しかも無詠唱! ノーリアクションで発動!」

次兄が目を見開く。


「さらにその直後、モンスターを一睨みで撤退させた……」


「つまり、瞬間移動と威圧スキルを同時に!?」


父「ふむ……もはや戦闘スタイルが確立してきたな」


母「リヒちゃ〜ん♡ 今日はよく飛んだねぇ〜♪」


 


──※本人はビビって吹っ飛んだだけです。


 


***


俺はその後、体勢を立て直しながら少し戻り──

安全な倒木の上に腰を下ろして休憩していた。


(……まじで焦った)


もし魔力を出すタイミングがずれてたら、たぶん顔から地面に突っ込んでた。


(これ以上進んだら確実に“事故る”)


今日は、撤退を決意。


俺は森をゆっくりと引き返しはじめた。


 


そして──帰宅。


「おかえりなさいませ〜♪」


玄関で姉が満面の笑みで出迎えてくれた。


「リヒちゃん、すごかったね〜! あんなスッと移動しちゃって♡」


「……移動?」


「瞬間移動よっ!」


「ちがうちがうちがう!! すべって転びそうになっただけ!!」


父「誤魔化さなくていい。あれは明らかに高度な緊急回避術だった」


母「しかもモンスターちゃんが逃げてたね〜。リヒちゃん、もうオーラ出てるのね〜♡」


「いや違うって!! 泡吹いてただけだってば!!」


次兄「泡=霊圧理論がまた補強されてしまったか……」


「待って!? なんの理論それ!?!?!?!?」


 


こうして、俺の“転倒回避行動”は、

“無詠唱瞬間移動&威圧スキル”という新たな誤解を生み出し──


評価はまた、謎の方向へ高騰していったのであった。


(……ほんとにもう、誰か俺に普通を教えて……)


 


***


【次回予告】

『安全確認で石を一つひとつ動かしてたら、“封印解除儀式”と誤解された件』


読んでいただきありがとうございます。

本作品は生成AIと協力して執筆しています。


コメントくださぁぁぁぁぁい orz

評価お願いしますーーーorz

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ