第4話 『怖すぎて足が震えたら回避スキル発動した件』
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森の訓練は、まだ続いていた。
俺は、すでに限界を迎えている。
心臓はバクバク、汗はダラダラ、泡はぷしゅー。
誤解の連続で評価だけが上がっていくが、本人はむしろ削れていく一方である。
(あかん……もたん……)
スライム(泡)、マント(布)、野ウサギ(びっくり)。
もうそろそろ、“泡のMP”も尽きそうな頃だった。
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そんなとき、兄のひとことが場の空気を変えた。
「……リヒト、次の茂みの奥……なんか動いた」
(は!?)
俺の脳内で、警報アラートが鳴り響く。
──未知の生物反応、確認。
──再び、戦闘(?)の可能性あり。
(待て待て待て、今の俺に何ができる!?)
足が震える。怖すぎて、もはや呼吸すら浅い。
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「おお……動きが止まった」
「まさか、リヒト……構えてる!?」
違う、震えてるだけ!!
足の震えがひどすぎて、立ててないだけ!!!
(ヤバい、動いたら転ぶ。転んだら泡。また伝説になる……!)
緊張で脚がブルブル。
でもそのブルブルが――
勝手に足の位置を修正して、低姿勢でバランスを取ったのだ。
それを見た兄たちは――
「すげぇ……重心が低い……」
「これは武術の初動……!」
「戦士の構え……」
いやいやいやいや!! 偶然! 完全に偶然です!!!
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直後、木の影から「カサッ」と出てきたのは……
「……トカゲ?」
ちっこい、のそのそ動く無害なやつだった。
(……もうやめてくれ。俺の精神が死ぬ)
だが家族はそんなことお構いなしに、騒ぎ出す。
「小型モンスターにも油断しない……やはり本物だ……!」
「小動物すら読み切る眼差し……恐ろしい……」
「リヒちゃん、尊敬する……!」
(誰か……この誤解を止めて……!)
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そして決定打が来たのは帰り道。
姉の「泡かわいかった〜」というセリフにビクついた拍子に――
「ぷしゅ〜〜〜〜……」
泡、噴射。
(あああああああ!!!!!)
兄「もう“構え”から“フィニッシュ”までが一貫してるな」
姉「ふふ、泡フィニッシュ♡」
父「完全に、型が出来上がってきたな」
違う! 出てるのは泡だけ!!! スキルじゃない!!!
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いやいやいや、変わってない!
増幅してる! ビビり倒してる!!!
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そうして俺は、「敵を見極め構え、最適なタイミングで泡を噴く三歳児」として、さらなる誤解の階段を登ることになる。
(こ、これが……“生き延びるための訓練”か……)
泡も、構えも、全部ビビりの産物。
でも誰も、それを疑わなかった――
次回、訓練が終わったと思ったら、まだ誤解は続いてた件について。
読んでいただきありがとうございます。
本作品は生成AIと協力して執筆しています。
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