あの子を前にすると、僕はおかしくなる
向かい側に晴れた
あの子がいた
内情はアイス
「他愛ない話をこれから僕とどうですか」なんて
それじゃなくても良かった台詞を選んじゃう
あぁ好きだなっていう子には
この胸が高まって変になるから
用意された昨日の脚本さえ
ろくに読めない
棒読みよりも酷いから
偶然を装って
帰り道を間違う馬鹿を演じる
くだらないよな
何であの子を前にしたら
僕はおかしくなるのか
こんなんじゃ
届けたくても
近付けない
こんなんじゃ
夢見ることすらままならない