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病疼らく時のまにまに  作者: 伊達賢治
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第2夜:様々な特別

うつ病以外にも、精神疾患の病名として「統合失調症」という病名をお聞きになったことがある方は多いと思います。


例えば、幻聴や幻覚といった症状は、統合失調症の典型的な症状ですが、みなさん、実際にそれらの病気に悩まされている人とお話ししたことはありますか?


私はわずか3か月ですが精神病院の閉鎖病棟に入院する機会がありました。


精神病院の閉鎖病棟というと聞くと、みなさん、その奥にいる人は精神に異常をきたした恐ろしい人たちの集まりで、そこに長期間隔離されている方がほとんどだとお思いかもしれません。


しかし、そうした偏見は最早遙か昔の話です。私の入院した病院も確かに閉鎖病棟でしたが、急性期の患者を短期的・集中的に治療することを目的とした病棟で、最大でも3か月の入院までしか認められない仕組みでした。


また、閉鎖病棟の奥の世界は、自分が思い描いていたものとは全く異なり、患者の方々は怖い人たちの集まりなどではなく、極めて温厚でかつ、これまで出会ったことのない異能を持った天才たちの集まりでした。


(ただし、よほどのことが無い限り、精神病院への入院は勧めません。その理由についてはまた後ほど詳しくお話しできればと思います。)


そこには、視える人、聞こえる人、絵画の天才、歌う人、寝ない人、億万長者、ストーカーの被害者、実に様々な個性を持つ天才たちの集まりでした。

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