表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

9/88

第7.5話 こういうキャラは早々にヤられる定めです。


沢山の方に読んで頂きありがとうございます‼︎


はい、このお話はまさにサブタイトル通りになります。

ネタバレ?この作品はネタバレを気にしません。

ですから普通にぶっちゃけます。もうコメディーですねw

今後ともよろしくどうぞ‼︎







エルフにとって、ハーフエルフというのは忌むべき存在だ。



誇り高きエルフの血に他のモノが混ざるのだ。

忌避しないはずがない。



ゆえに、ハーフエルフであるあのルイン・エクリュが未だに生きていることが……エルフの長は許せなかった。





エルフの里には毎月、王都に住み精霊術師団に所属するエルフ達から報告書が届く。

そこには勿論、あの混じり物の報告もあり……アレは我々が少しは目にかけてやっているシエラ・ジキタリスと恋人のように仲睦まじく過ごしているらしい。

何故、強い精霊術師であるあの娘があんな混じり物を気にかけるのかが理解できない。



王都にいるエルフ達は罵詈雑言を浴びせているらしいが、何故かアレに対して精霊術を発動させようとすると不発になるらしい。

つまり、精霊術による排除は不可能。

そして、軍部でも後方支援部隊にいるため物理的に排除することも中々難しいらしい。





その事実が長の怒りを更に増大させていた。




そこでふと思い出す。

今年は、《盟約の年》であることを。

エルフには、五百年ごとにある取引を果たさなくてはならない契約がある。

今年はその取引の年だ。

なら、それを利用してしまおう。



「あぁ、やっと。アレを始末できる」



もしあの娘が邪魔をするなら、あの娘も一緒に喰らっていいと伝えてしまおう。

いや、王都まで行ってもらうのだから駄賃代わりに捧げてしまおう。


所詮、あの女は人間。

気高きエルフより下等な存在。



そんな風に考えた長は早速その準備を始める。





しかし、それは彼にとって……いや、エルフにとっての地獄の始まりなのだと、その時は知る由もなかった。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ