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第55話 当て馬シナリオを回避した彼女は、愛しい人と共に未来へと進んでいく


はい、というわけで‼︎最終回です‼︎


なんか無理矢理感がありますが、グダグダと続けるよりはマシと判断しました。

ここまで、沢山の方に読んで頂きありがとうございました。今後も頑張って参りますので、これからもよろしくお願い致します。

多分、たまに番外編とか投稿します‼︎


では、第一部はこれで終わり‼︎

よろしくどうぞ‼︎






王宮の応接室。



そこで私達は無言でお茶をしていたわ。

私とルイン、クリストファー陛下と、竜皇リヴィット・フォン・マグノール皇帝。

凄まじいくらいの無言ね。



「えっと……エクリュ侯爵は聞いていたかもしれないが、マグノール帝国では今、精霊術が段々と使用できなくなっているらしい」


………あら…?

そんな話、どこかで聞いたことが……。


「父さんが言っていた国って、あんたの国か」

「へ?」

「前に言ってたでしょ?精霊術が廃れてきてるって」

「………あぁ…」


ずっと前に話していた、精霊術が廃れて問題になっているのってこの国のことだったわね。


「そうだ。ゆえに半精霊であり精霊術師としても有名なエクリュ侯爵夫妻のどちらかをと……」

「あ〝?」

「………思ったのだが、それは止めさせて頂こう……」


マグノール皇帝は顔色を悪くしながら目を逸らす。

確か、竜人種って結構強いはずだけど……ルイン相手じゃ形無しみたいね?


「ぶっちゃけワザワザあんたの国を気にしてやる必要は……」

『ルイン〜‼︎精霊王が解決よろしくだって〜‼︎』

『制御版《穢れの王》モードによる世界の歪みが酷くて、そこの精霊問題を解決して世界を調整する一部にしたいんだって〜‼︎』

『お願いしますだって〜‼︎』

「「………………………」」


精霊経由できた連絡にルインは言葉を失くす。

あぁ……この間の件をまだ引きずってるのね……。

ルインは大きく息を吐いて、頷いたわ。


「事情が変わった。精霊王がお前の国をどうにかしろと言ってきたから、解決する」

「え?」


陛下と皇帝は目を見開いて固まる。

しかし、陛下は慌ててルインに質問してきた。


「だが、エクリュ侯爵は我が軍部の中佐だ‼︎そう簡単に……」

「国防ならハイエナと騎神、華姫がいるから問題ないだろ。それに精霊達にも頼んでおく」

「………そういえば…元々その三人だけでも充分な抑止力だったな……」


そう言われてしまえば陛下ももう否定する必要はないのでしょうね。


「ありがたい……‼︎それ相応の報酬を用意させて頂く‼︎勿論、国の方には少しばかりの謝礼金と鉱石の優先輸入権でどうだろう?」

「それで構いません」


マグノール帝国の鉱石は最高品質と言っても過言ではない。

それにちゃんと物流制限をかけているから、中々手に入らないもの。


「………はぁ…シエラとのイチャイチャライフ……」

「もうルインったら。旅行だと思えばいいでしょう?」

「………‼︎そうだね‼︎」


ルインは私を強く抱き締めてくれる。

私も彼を抱き締め返す。




マグノール帝国……一体、どんなことが待っているのかしらね?





*****





私は、当て馬キャラだった。


義母妹であるアイラのための。



でも、今の私はルインという最愛の人に愛されている。

そして、私も彼を愛している。


自分だけの大切な人。

そんな存在がいる私は当て馬じゃないでしょう?




こうして、当て馬シナリオを回避した私は……ルインと共に未来へと進んでいく。






第二部は、ひとまず……「悪役令嬢、五度目の人生を邪竜と生きる。–破滅の邪竜は花嫁を甘やかしたい–」の番外編が終わったら開始します‼︎


「(元)暗殺者侍女は腹黒わんこ王子と滅亡シナリオを回避する‼︎」でお会いしましょう‼︎


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