6.甘い夢は地獄だ
どうせ感想なんて来ないだろうし、☆も付かないと思います。
でもまあ、自分のペースで書きますね。
読んでくれる人があなた一人でもいるなら、それで私は幸せです。
私は体を回した。
必死に助けてほしいと絡みつく彼女の腕を
そっと掴み、慎重に解放した。
痙攣するように震えるその腕を見て、心を諦めた。
解放された腕には赤く深い跡が鮮明に残っていた。
その必死な様子に、私は心を完全に放棄した。
『これが罠なら…一緒に死のう。』
人生最後の覚悟を決め、心を固めた。
「一緒に住もう。」
その一言で、
さっきとは違う、太陽よりも明るい笑顔を浮かべる彼女。
少女のように跳ねて喜んだ後—
私を抱きしめた。
ドスン!
私はその力に耐えきれず後ろに倒れた。
目の前には、彼女の巨大な胸の谷間が見えた。
うわぁ、こんなの嫌だ!!!
「だ、だめ!!代わりに…!」
叫び声の代わりに条件を口にしようとしたが、
妙な言い訳しか出てこなかった。
私はスキンシップがとにかく嫌だった。
お互い気を取り直して立ち上がり、
私たちは座卓の前で向かい合った。
「一緒に住むのは…いいです。
でも、知るべきことは知っておきます。」
私は床用の卓上に紙を広げ、
机の上のペンを一本手に取った。
それでもまず名前を明かすのが礼儀だから—
口を開こうとしたその瞬間。
「私は…」
「神谷 橋人 (かみや はしど )!」
「…?」
「その…郵便受けで見ました…」
私は何も言わなかった。
彼女は誇らしげに私の名前を先に叫んだ。
言い訳めいた言葉に一瞬鳥肌が立ったが、
一度言ったことは守る主義の私はただ受け入れた。
「私は… 沙芽です
沙は“純粋で柔らかな心”の意味、芽は“新しい始まりの芽”の意味です」
「あ…はい…さ、サヤメさん?」
「はい~うふふ、うふふふふ。」
確かに美しい顔立ちだったが、
頬を隠し大きく笑う姿は、私の顔をしかめさせるほど不思議に痛々しかった。
私はそんな彼女を放置し、次の質問を投げた。
考えるときペンを噛む癖のある私は
口にペンをくわえて揺らし、
彼女は大きな瞳でその動きを追った。
「ふむふむ…家出されたのですね、家族には連絡したくないでしょうし…
携帯はありますか?」
「ありません。」
「え?!」
私は彼女の答えに、瞬時に悪い想像をしてしまった。
まさか、体を売ってさまよう女性か?
パパ活!?
あの大きな胸と体型なら…
筋肉質な男たちとの乱れた生活
変態なおじさんたちとの同寝
知らず知らず、彼女の胸をじっと見つめ、
妄想を止められなかった。
彼女は顔を赤くして胸を抱えた。
「きゃあん!変態…」
「くっ…失礼…」
「じゃあお金はありますか?」
彼女は黙って封筒を取り出した。
中には1万円札が束に…。
ざっと見ても50枚は超えていた。
ひぇ—!
そうだった!
私は驚愕して彼女を見つめた。
いや、じゃあこのお金はやはり…
彼女は私の表情を読んだかのように口を開いた。
「やりたいことがなくて、お小遣いを貯めました。」
「…あ、はい…」
私は無意識に目の前の彼女の存在を忘れ、
思考をメモすることに集中していた。
つまり、体を売る女性ではないし、
これだけお小遣いを貯められるなら
家は貧しくないのだ…。
いったい、なぜ?
考えれば考えるほど頭が痛くなった。
うわあああ!!
それなら解決できることから動こう。
「とりあえず携帯を買いに行きましょう。
携帯は自分の金で、料金はとりあえず僕が払えばどうにかなるでしょう。
必要なものも買って、昼食も外で済ませましょう。」
サヤメという女の子は頷いた。
すると白いTシャツを脱ぎ直した。
巨大な胸の膨らみ二つが露わになった。
「わあああ!!!お願い!!」
「ん?」
ここまで読んでくれている奇特な方、本当にありがとうございます。
あなたの大切な一言をいつも期待しています
貴重な足取りで来てくださったこと自体だけでも感謝します。




