表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
キャリーを持ってきた美女、俺の言うことも全部聞いて俺の部屋まで奪っていった  作者: 金ペンギン


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

39/45

39. さやめ


今まで読んだ方が楽でしょうか?

何か他の方法がないから もっと読みやすく

作ってあげたいですね

良い時間になりますように


読んでくれる人があなた一人でもいるなら、それで私は幸せです。

39. さやめ





私が二人の写真を見ていると、

彼女が近づいてきて、それを

本当に大事そうにそっと受け取り、

温かい笑顔で胸に抱いた。


「これ、私の宝物。」


大事そうに扱う沙芽の様子に、

私はふと気になった。


「いつから私のこと好きだったの?」


沙芽はいつ聞いてもらえるか

待っていたかのように、明るい顔で言った。


幼い頃にドキドキした気持ち、

痛かった記憶、

今まで積み重ねてきた話。

僕のための想い。


恥ずかしそうだけど嬉しそうに、

答える沙芽。

僕たちは時間の経つのを忘れた。


それでもお互いの家族との時間を大事にしながら、

次の日の朝、両親に話した。


お互いの家族と話をした後、

家族全員が挨拶した。


お母さんは涙を流しながら

「まあ、うちの息子も大きくなったね。

心配してたけど…」と仰った。


お父さんは黙って背を向け、

涙をぬぐった。


「 ごめんなさい。ありがとうございます。」


結婚するわけでもないのに…

あれ?いや?あれれれ?!


沙芽と一緒に再びキャリーケースに荷物をまとめ、

私の引越用キャリーにも沙芽の荷物をせっせと詰め込み、

最初に来たときの倍になった。


「え…?まだあったの!?」

「へへ」


一つでも重かったのに、二つになったキャリーケース。

そうして最初に出会ったあの扉の前に立ち、

沙芽は緊張しているように思いにふけった。


---


「約束の日」

- また一度、彼女の物語


沙芽の心から始まる感情の残響。

崩れた日、再び立て直された約束の記憶。


# 僕たちが再会する数日前

#沙芽の視点


カチッ。


ママの命令で強制的に家に連れて行かれた日、

僕は初めて彼女に頬を叩かれた。


「あなた、それ犯罪よ。

私がどうやって育てたと思ってるの!!」


ママの声が震えた。


「家に連絡もせず、携帯も置いて、

行方をくらます? 」


その言葉に僕の心も引き裂かれるようだったが、

一方で、私が家を出るしかなかった理由もあった。

申し訳なさと怒り、二つの感情が同時に押し寄せた。


言葉が出なかった。

彼女が正しい。


でも――

それでも私は…

彼を一人にしたくなかった。


---


# (過去) 沙芽の大学合格、

高校卒業式の後。

死ぬほど待ったその日。


彼に会うため、

パパのIDで事前に住所を調べておいた。

叱られる覚悟はできていた。

ママに殺されるかもしれない。


でも…

またしても

あの姿、

あの声を聞くと

崩れる。

生きるのが辛くなる。


死んだ方がましだと思った。

それでも、両親には言えなかった。


午後と夕方の間、

ママとパパが同時に外出する時間。


追跡されるのは目に見えている。

携帯は置いてきた。

どうせボロい携帯だった。

3年間ためたお金、

彼を誘惑するための武器たち。

準備は完璧だった。


ついに彼に会いに行く。

心臓が震える。


自分より大きなキャリーを引いている彼女、

やはり注目の的なのか

人々が見ていた。


お前らじゃない

彼が見てくれますように!!


彼が私を分からなかったら?

分かるかな?

私はよく見ていたけど…(こっそり)

ほぼ4年ぶり…

いや、大丈夫


できる


私は地下鉄の窓に映った自分を見た。


ほら、可愛いでしょ。

あの男の人たちも見てるでしょ。

だよね?


# 彼の家の前


そうして自信をつけ、

彼の家の前に着いた。


まだ同じ位置、

同じ番号、

同じ扉。


安心した。


耳を扉に当てた。

静かだった。


ゴクリ


人生で一番心臓が飛び出しそうだった。


コンコンコン。


静かだ。

彼はいない?

不安になった。


ドンドンドン!


反応がない。


電気も消えてる。

出かけたの!?

あの引きこもりが!?


完璧な計画に彼の外出は勘定に入れていない。

仕方なく、

キャリーを横に置き、扉の前にしゃがんだ。


時間が過ぎた。

暗くなった。


頭が薄く、お腹の出たおじさんが、

酔っているのか近づいてきた。

私の脚や胸をじろじろ見ながら、

下品な言葉を投げつけた。


ふだんなら我慢しただろうが

でも今は――


怒っている。


髪の隙間から睨むと

彼は謝って逃げた。


どこ行った… 橋人くん…


心が痛い。

寂しい。

生徒会長、学年1、多くの友達、名門大合格

完璧な美少女として自慢できる人生で

こんなにも自分がみじめだったことがあっただろうか。


夜空には星がいっぱいだった。

大体12時頃だっただろうか、

階段の方から足音が聞こえた。


また変な奴か…?


警戒心を抱いて、

近づく気配を感じた。

僕に近づいてくる。


また来てみろ、もっと怒ってやる。


そして、

乱れた髪の隙間から目を開けると


あ…

ああ…


痩せた顔、

ダークサークル、

でも相変わらずの雰囲気。


望んで望んでいた彼が、僕を見ていた。


なんでこんなに遅く来るんだよ!!!


今にも泣き出しそうだった。

孤独だった時間、

今まで耐えてきた感情、

すべてが爆発し

彼に駆け寄った。


ズッ。


彼の腕は温かかった。


今日一日の苦労と悲しみ、

すべてが洗い流された。


そして彼の戸惑う顔。


それを思い出して、心の中で微笑んだ。


ここまで読んでくださったすべての方々、ありがとうございました。

あなたの大切な一言をいつも期待しています

貴重な足取りで来てくださったこと自体だけでも感謝します。


作家に言いたい人

▼▼▼▼▼▼▼▼

https://x.com/KingPG_novel


<< キャリア美女は毎週金曜日の午後 4 時にアップロードされます。>>

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ