18.黄金の恐怖
今まで読んだ方が楽でしょうか?
何か他の方法がないから もっと読みやすく
作ってあげたいですね
良い時間になりますように
18.黄金の恐怖
「新入生たち〜」
本来この場所にいるはずの二人が入ってきた。
学科代表であり学生会長の黒沢陸 (くろさわ りく)は、
彫刻のような完璧な顔立ちで、
高くそびえる鼻筋と鋭い顎を持ち、
濃く染めた金髪をきちんと梳かしていた。
100万円は軽く超えそうな高級ブランドカジュアルを着た彼は、
182cmの高身長で、すべてを持っているかのような冷たく傲慢な視線で
歩くたびに周囲の空気まで凍るような威圧感を漂わせていた。
その隣を常に影のように付き従う渚落玲花、
「私の元カノ」だった。
かつて地味だった彼女は、今ではすっかり変わっていた。
茶色のショートヘアを整えているが、
装飾の多いイヤリング、派手なミニスカート、
スリムで体にぴったりの洗練されたトップスを着て
160cmの華奢な体は風に揺れそうに細かった。
しかし、その華奢さとは裏腹に、
彼女の瞳は冷たく計算された光を帯び、
小さな唇に浮かぶ微妙な微笑は
過去の影を濃く落としているようだった。
私は二人が近づくのを見て、
まるでゴキブリを見たかのような嫌悪感が押し寄せた。
全身が硬直し、じっと動けなかった。
黒沢陸は学生の顔を見ながら
さやめの顔を見て一瞬止まり、
他の人々を見て言った。
「新入生はいいね、同期にこんな可愛い子がたくさんいて〜」
「キャアア〜」
アイドルを見るような女子学生の反応が溢れた。
ほんの短い一瞬、さやめは眉をひそめた。
その間も、私は自然とさやめの顔を瞳で追った。
私は小さく、慎重に言った。
「まだ説明が終わってないんですが…」
黒沢陸は、
誰も見ていない角度から近づき、
私の肩をそっと掴んだ。
そして、小さく、嘲笑するような声で言った。
「早く出て行け、変態野郎。」
その言葉に、私は一言も反論しなかった。
黙って、用意しておいた荷物を静かに持った。
その瞬間—
「苦労した神谷君に拍手〜」
パチパチパチ—
れいかの視線が私を貫いた。
嘲りか軽蔑か分からないその視線とともに、
私は拍手を逃げるように受けながら、講堂の扉を出た。
「はあ…はあ…」
息ができなかった。
視界がぼやけ、
今、自分が立っているのか座り込んでいるのかも感覚が曖昧だった。
ここまで読んでくれている奇特な方、本当にありがとうございます。
あなたの大切な一言をいつも期待しています
貴重な足取りで来てくださったこと自体だけでも感謝します。
作家に言いたい人
▼▼▼▼▼▼▼▼
https://x.com/KingPG_novel




