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【コント】ふざけたレストラン

作者: rara33

よろしくお願いいたします。

場所……フレンチレストラン

役……男性店員(=店員):ボケ 男性客(=客):ツッコミ



男性客がテーブル席に1人で座っている。


客「ったく、いつまで待たせんだよ!」


男性店員がそばを通りかかったので呼び止める。


客「あ、すみません。かなり前にコース料理頼んだんですけど、まだですか?」


店員「恐れ入りますお客様。前菜でしたらすでにお持ちしましたが…」


客「ん?どこ?」


店員「あちらのソファにいるのが、シェフの前妻になります」


客「いやいやなに言ってんの?」


店員「見た目カルパッチョかってくらい干からびてますけど(笑)」


客「おいやめろ!こっちにらんでんじゃねーか!」


店員「お好みでなければ他の前妻とお取替えしますが」


客「もうやめろ!俺まで刺されそうな殺気を感じるわ」


店員「シェフはすでにフォークで経験済だそうです」


客「シェフ一体なにしたんだよ!つーか料理まだなんだけど」


店員「申し訳ございません。ただいまご用意しておりまして」


客「頼んだ『季節のホイール焼き』とかすぐ出せそうじゃん?」


店員「重くて運ぶのに時間がかかってしまって」


客「重いってアルミホイルでしょ?」


店員「いえ、車のホイールになります」


客「ホイールってそっちかよ!」


店員「それからホイールを焼くためのオイルもありますので」


客「それもうデモだろ!ここ火事になっちゃう!」


店員「スープならすぐお持ちできますが」


客「出せるなら何でもいいよ。早く持って来て」


店員「(すぐにスープを持って来て出す)当レストランでは、お客様へのサービスとして、おいしくなるおまじないをスープにかけております」


客「おっいいね!やってちょうだい」


店員「かしこまりました」


店員「(少年漫画の必殺技を決めるようなポーズで)それでは行きますね~。


じっくりコトコトお~


クーラームーチャウダアァー!!」


客「なにが『おいしくなる』だよ!しかも思いっきりインスタントじゃん!」


店員「さすが庶民の方はよくお分かりで」


客「バカにすんじゃねぇ!シェフを呼べ!」


店員「あいにくシェフはこのあと予定があるので、対応できません」


客「客より大事な予定ってなんだよ!」


店員「大切なお嬢様とのお約束があるとのことで」


客「あー家族サービスってやつ?父親の気持ちは分からんでもないが」


店員「いえ、家族ではなく『パパ活』のお嬢様との約束でして」


客「やっぱクソじゃん!つーか離婚の原因それでしょ!?」


店員「ではお詫びにシェフ特製スペシャルデザートをご用意させていただきます」


客「いい加減にマトモなの出せよったく」


店員「(デザートを持って来て出す)こちら、クレープ風パンケーキのクレーム添えでございます」


客「お!うまそう!ん?なんか生クリームで書いてあるんだけど」


客、パンケーキに目を凝らして読む。


客「これ食ったらすぐ帰れ シェフより♡」


店員「こちら、シェフからのクレーム添えでございます」


客「クレームって生クリームじゃなくてガチの苦情じゃん!ってゆーか俺どんだけ嫌われてんの!?食う気失せるわ!」


店員「こちらでお召し上がりにならないなら、お持ち帰り用にお包みしましょうか?」


客「じゃあその文字ぜんぶ消してから入れてくれる?」


店員「かしこまりました。ではシェフの使用済みティッシュにくるんでお持ちいたします」


客「余計に食えなくなるわ!」


店員「では、気まぐれシェフの特製ブレンドコーヒーはいかがでしょう?」


客「変なモノ混ざってんじゃねーの?」


店員「コーヒーのフランス語の名前は変わっておりますが、ごく普通のブレンドでございます」


客「なんて名前?」


店員「その名も『カクヨム・ト・ナロウ・ニ・オチタ』でございます」


客「それシェフの愚痴だよね!?誰がそんなもん頼むかよ!」


店員「それでは『地産地消フレンチメニュー』はいかがでしょう。この地域で採れた新鮮な食材を使った品ぞろえとなっております」


客「すぐ出せそうなやつある?」


店員「でしたら、カニの甲羅焼きがよろしいかと」


客「じゃあそれにして!腹減ってんだから早くしろよ!」


店員「(すぐに料理の皿を持って来て出す)こちら店の裏のドブで採れたザリガニの甲羅焼きになります」


客「バカ!こんな泥臭いの食えるか!」


店員「今なら特別に、シェフの口からヤケ酒で炎を吐くフランベも披露できますが」


客「シェフまだ引きずってんの?どんだけ作家夢見てたの?」


店員「え~と他にお出しできそうなメニューは……」


客「もういい!俺、帰るから」


店員「あ、それは困ります!そばにいてもらわないと!」


客「は?なんでだよ?」


店員「あなたが帰られると、あそこに座ってる前妻が私をフォークで刺しに来るんで」


客「お前がシェフだったんかい!」


(了)

ありがとうございました。

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