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何度だってあの花火を  作者: コーマ11
3/22

Meeting

私たちは急遽、旅館の中にある会議室に集められた。

「美香ちゃん、やぁ」

私を読んだのは金沢北介さん。

女将さんの夫だ。

女将さんの名前は金沢文枝。

女将さんはきっぱりしていて厳しい性格を持っているが北介さんはとても優しく、私の相談役として話を聞いてくれることもよくある。

「北介さんっ!こんにちは!」

私は北介さんに挨拶をして席についた。

板前の3人だけでなく、清掃員、ロビー員など約30人の人が集まった。

そして私たちを呼んだ女将さんが会議室に入室して、席についた。

「今日はみんなに報告があって集まってもらった。」

みんなの目つきが変わり、真剣に女将さんの話を聞く。

「旅館を貸し切るほどの大団体客の予約が入った!」

全員が驚いていた。

過去に団体客が訪れることは何度かあったが、旅館を貸し切るほどの大団体ははじめてだそうだ。

すると清掃員長が口を開く。

「女将さん、それって一体どんくらい……」

女将さんが答える。

「東京の修学旅行生だよ。230名の学生と先生が訪れる。50部屋中46部屋が埋まってる。あんた達には迷惑をかけると思うがぜひ頑張ってほしい。そして私が心配しているのは板前の3人だよ。」

私たちは反応する。

「230名が同じ時間に大宴会場で夕食、朝食を食べる。ものすごい量を作らないといけない訳だ。修学旅行は9月2日、3日になる、それまでにしっかり準備しておいてくれ。」

能登さんは勢いよく、

「はいっ!」

と返事をした。

2014年8月1日。



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