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未来の彼方  作者: 焔伽 蒼
生徒会決着編
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【第53話『最強三人組の大乱戦!』】

【5月23日(土)・13時40分『横浜みなとみらい・山下公園・海辺沿い』】



三人(南場・桐谷・慶太)はやる気全開で戦闘を行っていて、他の開業生徒は最早蚊帳(かや)の外だった。


流石に自分たち(12人)を無視して、三人で戦いを始めてしまう事に対してキレた。よって12人全員で襲い掛かった。


そんな彼らに対して、桐谷は「あ?」と舌打ちをし、南場は「良いね!徒党を組んで襲う!燃える展開だぜ!」と眼を燃やし、慶太は「戦いの邪魔だ!」と叫んだ。


瞬間、三人は攻撃に転じた。

さっきまで険悪な中で戦ってた筈だが、三人が三人とも背中を向けあって、自分たちを取り囲む男子達の方を向く。


桐谷は我流(喧嘩殺法)の独特な構えを取り、慶太は足の体操を軽くしていて、南場は綺麗なジャブを振っていた。


そして三人を取り囲む男子達は、男子Aの合図で一斉に襲い掛かる。


桐谷は鼻で笑っていた。



「はっ!雑魚が群れたって意味ねぇって事を教えてやる!」



桐谷は男子Bのパンチを交わし、その後ろから迫り来る男子Cの追撃(掴み技)を両手で掴み返した。


男子Cがもがいても、その桐谷の握力により振り払う事が出来ない。

だが前方から男子D、後方から男子Bが襲い掛かる。

桐谷は両手に掴んだ男子Cを、そのまま背負い投げをし、後方から来る男子Bに上乗せするように投げ飛ばした。



「うぎゃっ!」

「この……っ!」


「軽いなァ!拳も体も!」


「スキ有りだぁあ!」



後方から男子Dが殴りかかってくる。だが桐谷はニヤリと笑い、投げた体制から蹴りを後方に放ち、男子Dの腹に重い一撃を入れた。



「ぐっ!」


「スキがあるのはお前だろ」


「くそぉ!」

「エンブレムをよこせぇ!」



男子Dは倒れ、それで更に火が点いた男子B・Cは、起き上がり桐谷に攻撃をしにいく。


だが桐谷は男子B・Cの間合いまで走り、男子Cの(あご)を肘打ちで脳震盪させ、その後ろから来る男子Bには、肘打ちをした勢いで体を回転させて、そのまま裏拳を男子Bの顔面に喰らわした。そして男子B・Cも倒れる。





その一方、慶太の方では男子4人(E~H)が囲っていた。



「相手はあの四武生の梶間(かじま)だ……気を付けろ!」



慶太は呆れ顔で文句をつく。



「いやいや、気を付けろって……一人を四人で囲んどいて言うセリフかよ……」



そのセリフに男子達は何も言い返さない。慶太は溜め息混じりに、足をトントンと地面を軽く叩いた。

男子達は「何をするつもりだ?」と疑問に思う。



「んじゃっ!行くか!」



ダンッと慶太は地面を強く蹴り、加速しながら突っ込む。


今度は男子達に近づいたと思ったら、地面を同じように強く蹴り、今度はジャンプした。そこまでの光景に男子達は釘付けになる。

慶太は空中で体を捻らせ、鞭のように蹴りを放つ。



「“トルネード・キック”!」



慶太の空中回転蹴りは、男子EとFの二人に当たった。正確には衝撃波に二人は吹っ飛ばされ、地面を転がる。

慶太は着地した瞬間、後方から来る男子G・Hに気付き、両手を地面に突いて身体を逆さまに上げて、その状態から横払いの蹴りを放つ。その鞭のような蹴りが男子Gの横腹に当たり、メキッと音を鳴らしながら飛ばされる。



「くそ!なんつー脚力だよ!」


「テコンドーは蹴り主体の武術だからな!」



タンッと空に飛び上がった慶太は、空中で回転させて威力を上げた蹴りを、男子Hの背中に打ち込んだ。


地面に着地した慶太は、倒れている男子四人を確認すると構えを解いた。



そんな二人の圧倒的な戦いを見ていた南場は、心底嬉しそうに称賛の拍手を送っていた。



「オー、オー♪やるじゃん!さっすが先輩達だ♪俺も負けてられないな!お前らまとめてかかって来てくれ」


「調子に……乗るなァア!」



南場の周りを囲む、男子五人(I~M)はヤケ気味に突っ込む。



「俺のフットワークについてこれるか!?」



そう言うと、南場はターンと左右に飛び歩きをしながら、相手の動きを撹乱させながら、向かい来る相手に突っ込み返す。



「な、なに!向かって来た……!」



ターン、ターンと、南場は左右に飛び歩きをしながら、男子達の包囲網を崩しにかかる。

男子達は南場を捕まえようと、攻撃を加えたがその華麗なフットワークで交わされてしまった。




「必殺!“残像分身”!」


『!!?』



その瞬間、南場が五人に別れた。

流石の桐谷や慶太も、その現象に驚いているようだ。


それはそうだ。その場にいる者は、南場が五人に分身するのを見たのだから。



「つっづいてぇ~~!“アッパースマッシュ”!」



その五人の南場は、一斉に男子達の五人にアッパーを噛ました。


五人は蝶のように宙を舞い、花のように散った。


気付いた時には、南場の残像は消えていて、他に立っている者はいなかった。



「南場の残像分身か……(高速移動により、分身したかのように見せる技……久しぶりに見たな)」



慶太は南場の十八番を久しぶりに見て、戦慄を覚えていた。


辺りの開業男子12人は5分も掛からずに全滅したのだった。



次回へ続く!!


どもども、焔伽(ほとぎ) (あおい)です!


次回は南場と桐谷と慶太の戦いが始まります。言い方を変えると、問題児と問題児と問題児の戦いが始まります(キリッ)。ちなみに四武生の男性は全員何らかの問題児です(笑)


それでは、また次回!

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