表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
未来の彼方  作者: 焔伽 蒼
生徒会決着編
50/69

【第47話『八卦無天流と飛翔羽翼流』】

【5月23日(土)・12時30分『横浜みなとみらい・山下公園』】



『……』



何かそんな話を聞いていると、戦いにくくなる……。


俺にも千晴や自分の生活費と言う目的があるとは言え、九条の気持ちも痛いほど分かる。

九条の母親、朔夜さんは俺にとっても馴染み深い大事な人だったから。


だからこそ、俺は九条をこのゲームに勝たせてやりたいと思った。


千晴には悪いが、仕方ないよな━━━



その時、俺は右腕の裾に隠していたエンブレムに手をかけ、自分の勝利を捨て、九条に勝ちを譲ろうとした瞬間だった。



ヒュンヒュン!と音を立てて、空から斧が二本飛んでくる。


俺と九条はそれに気付き、直ぐに後方へ跳んで避けた。


だが避けた先に、スゥッと泉堂と日暮が現れた。



『!?』


「やっと見付けましたわ」


「再戦してくれるよね、一之瀬光司!」



ガキキッ!ズガガッ!



一瞬で四者は攻撃を打ち合った。

泉堂の武器攻撃を、俺は渦流しで交わし、日暮の承打を九条は弓本体で(さば)き切った。



「お前ら……!」


「貴方達は━━━生徒会の泉堂先輩と日暮先輩!?」


「はい、生徒会会計の泉堂ですわ。ですが、今回私達“生徒会”としてではなく、“粛正委員会”として来たので」



泉堂は腕にかけた赤と白の腕章を見せた。黒い達筆で“粛正”と書かれている。

日暮もその腕章をつけているようだ。



「今回僕ら生徒会は、生徒会役員としてではなく、粛正委員会として来てるから、悪いんだけど捕縛させてもらうよ? もちろん、力付くで!」



日暮は残念そうな顔をしながら、俺と九条に指を指す。

泉堂からも殺気が飛んできている。

ヤバい……この二人、本気だ……。



「ど、どうしよう…一之瀬君っ」


「……まぁ……相手も本気だし、やるしかないだろ」



その言葉に日暮が嬉しそうな顔を見せる。



「そう来なくちゃ!僕は本気の一之瀬光司と再戦出来れば、それで良いんだからね!」


「あらあら。(わたくし)としましては、無抵抗投降をオススメしますわ」


「いや!意味もなく捕まる道理はないもん!」



九条が力いっぱい否定する。すると、さっきから笑っている泉堂の笑顔が、更に不安な笑顔に変わったのが感じ取れた。



「そうですか。仕方ありません。では始めましょう」



シャキン!と、泉堂は両袖から日本刀を二本出した。

どこに隠し持ってたんだ……!?



「刀!?剣術使い!?」



九条は警戒して弓を構えた。そして泉堂はクス…と笑う。




「いいえ。剣術使いではなく……暗器使いですわ」



その瞬間、スカートをお嬢様風に託し上げると、そのスカートの中からあらゆる武器がドサドサっ!と落ちてきた。



『━━━!』



俺達は驚愕した。一体あのスカートはどうなっているんだ!?

あの中にあれだけの武器をしまうとか、色々と法則を無視してるだろ!?



(あれだけの武器をどうやって…!)



九条も驚いている表情をしている。きっと考えていることは同じだろう。摩訶不思議過ぎるぞ……っ!



「日暮さん、八卦無天流は任せましたわよ。私は飛翔羽翼流の方をお相手します」


「分かったよ」


(あいつら何で八卦無天流どころか、飛翔羽翼流まで知ってるんだ?)



ヒュヒュゥッ!



その瞬間、空から矢が降り注いできた。


泉堂と日暮はそれに気付き、泉堂は前に乗り出て鎖鎌を片手で大回転させた。


風をも生み出す、その大回転により、飛んでくる矢は全て弾かれた。


先手必勝で矢を放った九条が目を丸くする。



「うそ、全部弾かれるなんて……!」


「先手必勝とは、やりますわね、九条さん」


「次は当てるっ!」


「また弾いて差し上げます」



九条と泉堂の戦いが始まった。俺は日暮の方を見る。



「……さて、俺らも戦るか」


「待ってたよ、この時を!」



次回へ続く!!


どもども、焔伽(ほとぎ) (あおい)です!

それで早速なのですが、今日は書く事が無いのですよ!ではww


光司「本当に後書き終了!?早くない!?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ