【第41話『天王洲渚の能力?』】
約16日間の休載誠に申し訳ございません。NPCを救済していたら、これだけの日にがかかりました。・・・・・・はい、すいません。うそです。半分うそです。修理でそんなに掛かる訳がないですよね。実際ウイルス除去は8日間で終わっていました。そこから二日間は、めったに取れない休暇を利用して九州に古き絆を確かめにいってました。中二か!と言われてそう……。
言い直します。九州に居る友達に会いに、旅行に行ってました。帰ってからは、寝たり、読んだり、観たりしていました。創ろうともしました。しかし、手がパソコンではなく、なぜかHDDのチャンネルやコントローラーに…!クッ……。
長い言い訳すいません。本編をどうぞ……。今後も宜しくお願いします!!
【5月22日(金)・18時30分『舞岡・一之瀬家・居間』】
俺は現在、居間のソファーに、ぐだぁと力を抜いて倒れている。
「大丈夫……?お兄ちゃん」
「……悪い……ちょい駄目かも……」
見なくても分かる。今の俺は、きっと真っ青な顔をしているだろう。
なぜこんなにも辛そうにしているのか。改めて原因を理解するために、今日の出来事を思い出してみる。
ヤクザvs谷口の戦いを見てから、途中で切り上げてしまった天王洲さんの弁当タイムが始まった。
いま思い出しても、あの味や食感は極上のモノだった。……モノだったのだ……。
それから下校をし、桐谷と一悶着が起きこそしたが、いつも通りそれぞれの帰路に着き出した頃━━━俺の携帯に着信が入る。
確認すると新着メール5件と表示されていた。
そのメールを更新順に見ていくとこうだ。
1件目・慶太【気を付けろ!奴が、来るっ!】
これは戸塚駅で俺・千晴・九条と慶太・天王洲さんと雪が別れた時のメールだ。奴って何だよ。相変わらず訳の分からんことを言う。
2件目・雪【アレが来るかもしれない。気を許しちゃダメだよ……】
1件目とほぼ同時刻だ。だから奴とかアレとか、何が来るんだよ!?お前らは何と戦っているんだ??
3件目・慶太【奴は潜んでいたんだ……パンドラBOXの中n...】
2件目から5分後に来たメールだ。
ってか潜んでいた!?パンドラ!?最後文字打ち途中で送信したよな!?
4件目・天王洲さん【今日はお弁当美味しいと要ってくれて嬉しかったです♪家族や使用人さんは遠慮して食べてくれないので……また作って来ますね。】
うん!喜んでいるのは伝わるよ!?でもね?今までのシリアスなメールの流れが崩れたからね!?天然か!
5件目・九条【一之瀬君いまはぐれたばかりなんだけど助けて】
えぇぇぇ!?たった今、俺ん家の玄関前で別れてからの数秒の間に何が!?
ま、待ってろ!いま行くぞ!
俺は慌てて玄関へ向か……う……?
「あれ……?世界が……回る?」
違う。回ってるのは俺の意識だ。突如、気分が悪くなった俺は玄関の側で倒れてしまった。
「お兄ちゃん、大丈夫ー!?」
それから俺は千晴に頼んで、九条の様子を見に行かせ、自分は自力で居間のソファーにぐだぁーと寝転んだ。
帰ってきた千晴から聞くと、九条も玄関付近で倒れていたようだ。
まさかと思い、重い体を動かして慶太や雪に電話してみると、俺や九条と同じような症状が出ていたらしい。
唯一、天王洲さんと千晴だけが何ともなかった。
(……まさか……)
だいたい予測付いてきた。無事な天王洲さんと千晴の理由……それは料理を口にしていない天王洲さんと、味覚殺害スキルを持つ千晴。ここに答えはあった!
言いにくいが、料理が下手な千晴は味見をしないクセがある。それは他の人間も同じなのだろう!
「……そう……か……天王洲さんのスキルは……遅延性毒殺スキル……グフッ」
遠退く意識の中、即効性毒殺スキルの千晴と遅延性毒殺スキルの天王洲さんを思い出し…………その後、何を考えたか判らないまま、俺は意識を闇の中へ堕とした。
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【5月23日(土)・2時30分『とある場所』】
街も静まり暗い闇に包まれる深夜。人通りの少ない街外れの公園に三人の影があった。
月明かりに照らされ、三人の内の一人が姿を見せる。夜でも目立つ赤い髪、風がしなやかに靡かせ、その少女を美しく際感じさせる。
━━━そう、赤い髪の少女がジャングルジムに登っていなければ、だが。
「あのぉ、エレーネさん? なぜ、そんな所にいるのでしょう?」
陰に隠れて見えないが、残り二人の内の一人が、ジャングルジムの上で仁王立ちしているエレーネに質問をする。女性のようだ。
するとエレーネは「よくぞ聞いてくれたな」と、鼻高らかに言葉を返した。
「私はこのチームのリーダーだ!リーダーとはチームを見渡せる位置にいる必要性がある!故に、私はここ(ジャングルジム)にいるのだ━━━って、きゃああ!」
ドスンと鈍い音がなる。
今しがた、エレーネはバランスの悪いジャングルジムで仁王立ち+ふんぞり返りを行おうとし、足を滑らせて地面に落ちたのだ。
「だ、大丈夫ですか?エレーネさん!(きゃああって言いました……)」
「私が治療します(初めて聞いたわ、リーダーの悲鳴)」
「……い……」
痛みと怒りから、エレーネがプルプルと震えだしながら、何か言葉を放とうとしている。
『い?』
二人の女性が首を傾げる。
「……ぃ…い……痛いわぁぁぁあ!」
その瞬間、エレーネの右手に炎が灯り、蛇のようにジャングルジムを囲みながら、最後は全てを飲み込んで溶かした。
いくら人通りが無いとは言え、これだけの炎が暗闇の中から灯れば目立つわけで、既に遠くからは何人かが目撃し、火事だと消防隊に連絡をしてしまっていた。
「な、何をしているのですか!?」
「燃やしてる」
「人目に付きますよ!」
「わかっている。だから要件だけ言うから覚えろ。直ぐズラかるぞ」
「い、いきなりですね!」
「あいつは既に逃げたから、お前から伝えろよ」
エレーネが淡々と言葉を切っていく。
それに対して、仲間のおとなしめな女性は横に振り向く。
「本当です!いつの間にかにあの人が居なくなってます!」
さっきエレーネを治療しようとした女性のことだ。
彼女はエレーネ放火と同時に、目にも止まらぬ速さで大地を駆け抜けて、この場から離脱していたのだ。
振り回されっぱなしのおとなしめな女性に、エレーネは要件をざっくり伝える。
「いつまでも遊んでないで役目を果たせ。以上」
「べ、別に遊んでは━━━」
しかし、その言葉はエレーネには届かなかった。既に居なかったからだ。
「な、何なんですかー!」
つい叫んでしまう女性。同時にサイレンがしてきたので、彼女も慌ててその場から走り出した。
次回へ続く!!
どもども、焔伽 蒼です!お久しぶりです!今回は逃げませんでした(?)
次回でですね、生徒会激突編が終わりまして、次々回から本来の生徒会編である「生徒会決着編」が始まります。
激突編は準備運動のようなものでしたので、決着編にて生徒会編は終章します。同時に未来の彼方第一章が終わります。次からは第二章がありますので。
それでは~。あと、活動報告にてちょっとしたお知らせがあります。




