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戦場のポットラック・パーティー 〜それでも私はBL小説を書き続ける!〜

作者: 古井重箱
掲載日:2026/06/07

 大変です!

 BL戦国時代であります!

 人気作品の映像化のニュースが毎日のように飛び交い、BLファンが集うサイト「ちるちる」を覗けば、新たな作家さんが続々とデビュー。まさに百花繚乱。才能の見本市や!

 さらに邦BLだけでなく、中華BL、韓国BLといった翻訳作品が次々と刊行されるのです。いずれも超弩級の名作揃いでございます。

 その日の気分で、大作から珠玉の短編まで選び放題。

 読み手としてはまさにパラダイス! 

 

 ですが、BL小説の書き手としては、「BL小説って競技人口=書き手が多いけど、観客=読者さんってどのぐらいいるのかな?」と疑問を抱きたくなったりします。


 はい、どうも。

 ご挨拶が遅れました。

 不人気な書き手の古井重箱と申します。ふだんはムーンライトノベルズに作品を投稿しております。

 ブクマもPVもしょぼい、木っ端アカウントです。


 小説を書くのは楽しいから、投稿は続けますけどね。

 でも、日間ランキング一位をとった作品のアクセス数などを見ると、「本当に自分と同じサイトに投稿してるのかな?」と、どす黒い感情が噴き出てきます。


 はい!

 そうです!

 嫉妬深いんですよ、私は!

 自分が一番じゃないと気が済まない女王様気質なんです。ただ私の場合、人気と実力、どちらも伴っていないので。悲喜劇の主演俳優を務めているところです。ブクマがひとつ減っただけで生爪を剥がされたような心地になります。


 まあ、そんなわけで。

 小説を書く。アップする。人気が出ない。凹む。人気作家さんに嫉妬する。でも自己愛が強いから、「私はいつか評価されるはず!」と懲りずに新たな小説に着手する。毎日その繰り返しです。永久機関ってやつですね。


 みなさんはいかがですかー!

 創作楽しんでますかー!


 イエスとお答えいただいた方、……本当ですか?

 100パーセント、「小説書くの、大好き」って言えます? 心の奥底をさらったら、小説に対する愛憎が渦巻いたりしていませんか?

 

 みなさんも、負の感情に囚われそうになった時、ありますよね。

 なんで自分が選んだのが音楽でも絵画でもなく、ましてやスポーツでもなく、小説だったんだろうって悩んだ時、ないとは言わせませんよ。


 いいんですよ、小説書きは!

 ちょっとぐらいネチネチ、クネクネしてた方が!

 泥に浸かった沼から、美しい花が咲くのです。


 とは言っても、ランキングに載りたい。チヤホヤされたい。欲は尽きません。


 理想と現実があまりにも乖離しているとメンタルによろしくないですよね。

 なので、私は「ムーンライトノベルズは、ポットラック・パーティーの会場である」と思うことにしました!


 各自おすすめの食べものを持ち寄って、楽しくやりましょう。それがポットラック・パーティーの目指すところです。そこには競争も優劣もありません。

 

 ……と、奥義・脳内ポジティブ変換を行って、自分をヨシヨシする日々です。実際は競争も優劣もあるけどな!


 ああ、読まれたい……。

 高評価を受けたい……。

 書籍化は結構です。BL戦国時代で生き残る自信がないので。まあ、木っ端アカウントにオファーなんて来ないんですけどね!


 何が言いたかったかというと、小説の神様は邪神で、ひとたび小説を書くことに囚われたら抜け出せないということです。


 紙飛行機メンタルだけど、生き延びてやるぜ。

 この乱世でな!


 ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

 みなさんにはみなさんの戦場があるかと存じます。

 

 ご武運を! 

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