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俺と死神ともう1人の俺?


俺は室田 俊平(ムロタシュンペイ)

今年から高校生。楽しみでわくわく

だった。のになんだこの今の状況は!!

「早く死になさい」

と目の前にいる女の子が鎌を俺に向ける。なんだかよくわからないんだが…


ー数分前ー

俺は新しい制服でわくわくしながら歩いていた

「室田俊平…」

名前を呼ばれ振り返る。そこには今俺の目の前にいる女の子だ。小学生か中学生くらいだ

「お前誰?」

「私は死神」

「は?」

なにを言ってるのやら…。

「あなたには死んでもらいます」

と鎌を取り出したのだ。どこから出したのかわからない、気付けば女の子が持っていた

「ちょっと待…うわっ」

女の子は話を聞こうとはしない。ただただ鎌を振り回す。俺は必死によける。鎌には黒くなった…血。今までにも誰かを殺していたのか


そして今。逃げ道はない。新しい制服はぼろぼろだ


「なぜ逃げるの」

冷たい目だ


――本気だ

    殺される――


「さ、終わりにしましょ」

女の子は鎌を振り上げる

(ここまでか…)

思わず目をつむる

「………」

あれ?んん?生きてる…恐る恐る目をあけると女の子は気絶していた

「なんで」

「あなたの力ですよ」

どこからか声がする

「力?」

「そう、あなたは強大な力を持っている。しかしそれが暴走するととめられなくなる。だからあなたを殺さなければならない」

「そんなの俺は!「あなたの命を狙うのはその子だけじゃない。あなたの力は目覚めつつある。お気をつけを」

「どうしたらいいんだ!?」

返事はない…。俺の力?そんなのって…

「ん…」

女の子が目を覚ます。

「死神だっけ?大丈夫か?」

「いったいわね!さっさと死んでよ!」

いやそんなこと言われましても…

「鵡月から話は聞いた?」

「ああ」

鵡月っていうのか…。姿はなかったが

「わかったでしょう?死んで?」

待て待て、パニック状態だ。俺は死ななきゃいけないのか?世界の為に?

「きゃぁあぁぁぁあ」

女の子が悲鳴をあげる

「どうした?」

「むむむむむ」

「む??」

「虫ぃぃぃぃいぃい」

と俺に抱き付いてくる。虫が嫌いなのか…女の子らしい。体も小さくて、肌が白くて美少女だ。こんな子が本当に死神なのか?服装は…うん、よく漫画にでてくる死神だ。

「虫いやぁ」

「大丈夫だよ」

ぽんぽんっと女の子の頭を撫で笑ってみせた。女の子は俺を見上げる。緑色の綺麗な瞳だ

「あ…」

かなり見つめてくる。なんだか吸い込まれそうだ

「えっと…?」

「……………」

「あのぅ」

「今度…」

「え??」

「今度は必ず殺す」

ぞくっとした。冷たい目…

「俺を殺してお前は得するのか?お前が本当に死神なら世界がどうなろうと関係ないだろ?」

「関係ある」


「世界が荒れると異空間も歪むの。私達は異空間のためにも世界を守らなければならない。私達の柄じゃないけどね、自分達のために」

と女の子が悲しそうな顔で言う

「そんな…異空間なんて」

つか抱き締められたままなんだけど

「私、人間は嫌いだけどこの世界は好き…なの」

その嫌いな人間に抱き付いてるぞ?

「えっと「グスンッ…」

泣いてしまった。

「ごめんな」

とまた女の子の頭を撫でる

「俺を殺す以外に方法はないのか?」

やっと女の子は離れ

「方法がないことは…ない」

と言った

「じゃあ「けど命懸けよ」

「え?」

今なん…て?

「戦うのよ、あなたのその力と」

「戦うって?」

「異世界にいるわ」

どっちにしろ死ぬかもしれない?俺は死ぬ運命なのか?

「あなたが異空間を救ってくれるなら一緒に戦う」

「人間嫌いなんだろ?」

「これが私の運命」

風で女の子の髪が靡く。フードが取れた

「!!」

こうみるとさっき以上に美少女だ

「………なに」

俺が見とれていると女の子はフードを被り首を傾げる

「い、いや…」

こんな子が死神か。一緒にいたらいつ殺されるかわからない。だけど…戦うしかないんだな。

「わかった戦おう」

「……ついてきて」


ー数分後ー

ある場所に連れてこられた。倉庫?

「あっれ~?人間?」

と1人の女の子が俺を見てくる

「うん」

えっ、此処にいるのは…みんな死神か!?男もいる

「大丈夫」

俺が不安なのを察知したんだろう

「ああ」

案外優しい奴なのか?

「こいつを殺らなきゃ」

前言撤去。

「はーいっ」

みんなが鎌を出す。

「嘘だろ…」

「嘘」

嘘かいっ!!

「みんな室田俊平の力は知ってるよね?こいつの力と戦うから手伝ってほしいの」

「……………」

え?みんな黙り込んでしまった

「戦うの…?あれと?」

「死ぬ気?」

そんなにすごいのか…。

「異空間を守るため」

「……わかったよ!」

みんな手伝ってくれるそうだ。

「準備「その前に自己紹介しないか?」

これから共に戦うのに名前も知らないなんて

「お前なんかに名前なんて」

「まあまあまあ、自己紹介しよう?」

「………(ミオ)

俺を殺そうとしていた女の子は澪か…かわいらしい名前。

「私は(アズサ)だよーっ♪よろしくねーっ」

女の子だ。服装はコートの長さが短い…?テンション高めのまあ女の子って感じ。一つ年下くらい?

時雨(シグレ)です…」

大人しい感じの女の子。前髪で目が隠れていて顔はよくわからない。この子は同い年くらいだろう

「僕は(レイ)

クールな感じの男の子だが美男だ。澪と同い年くらいだ

「俺は雪。よろしくな」

いたって普通?いや死神って時点で普通じゃないな。俺と同い年くらいか

「名字はないのか?」

「さあ」

なんか流された…

「準備しなきゃ」

準備ってなんの準備…戦う準備か

「こっちきて」

澪に呼ばれる。

「此処…は?」


「武器だらけ?」

…なんでこんなのが?こいつらには鎌があるはず

「なあ俺は本当に戦うのか?」

「……なに?今更」

「いや「はい、コレとコレ」

剣と盾をわたされる。これで戦えってか…


どうなるんだろ?俺



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