大好きと、ありがとう
先月末くらいに書いたものです。
四十九日を終え、それでもまだまだ涙が流れる日は続いており、これも泣きながら書いていた覚えがあります。
そんな中でふと、あの子の遺毛を入れたネックレスが温かくなった気がしました。
その時に不思議と胸の中にも、温かい何かが満ちていく感じがあって……
文中にある「凍てついた心」というのは、自分が子どもの頃から長らく家族の愛情に恵まれず、今も実家と折り合いが悪くて家族との信頼関係がなかったことを指しています。
現在自分は結婚していますが、人間に対して無償の愛を持てるのかと言われるとやはり違うんですよね。
そういった意味で、はるにゃんは私に愛を教えてくれた存在でした。
はるにゃんが虹の橋に旅立って
もうすぐ3ヶ月が経とうとしてる
ママはこれまで、泣かない日はなかったよ
はるにゃんのことを思い出すと
悲しくて
寂しくて
何で姿が見えないんだろうって
何でごはんをおねだりしてくれないんだろうって
何で一緒に寝てくれないんだろうって
何であのかわいい声を聞かせてくれないんだろうって
もっともっと生きたかったよね
もっとママに甘えたかったよね
もっと遊びたかったよね
そればっかり考えて、謝ることしかできなかった
病気、ちゃんと治せなくてごめんね
具合悪くなる前から、もっと構ってあげれば良かった
もっとおやつもあげれば良かったって
でもようやく気づいたんだ
はるにゃんは、どんな時でもママが大好きだった
たくさんたくさん、愛をくれた
無邪気にゴロゴロ喉を鳴らして
お腹を見せて寝っ転がって
ママのお膝や肩の上で寝て
心を許しまくってくれていたね
ママはそんないっぱいの愛を
ちゃんと受け取れてなかった
はるにゃんがいなくなってから
やっとわかったんだよ
君とお別れしたことで
「大好き」がどんなに大事で
どんなにかけがえがないか
愛を受け取る力が、ママの中に眠ってたってことが
君を思い出すと、まだ胸が痛いけど
でも温かさも感じるようになってきたんだ
まるではるにゃんを抱っこした時みたいに
ふわっていうぬくもりを感じるんだ
魂が繋がるって、きっとこういうこと
愛が心の中に宿って、はるにゃんを
近くに感じられるんだね
だからもうママは寂しくないよ
だって君がいつも傍にいてくれるから
まだ涙が出ることはあるけれど
微笑むこともできてきてるから
だからもうすぐ、必ず涙は止まる
はるにゃん、ママの凍てついた心を
溶かしてくれてありがとう
ずっとずっと、「大好き」って
言ってくれてありがとう
ママも君が永遠に大好きだよ
いつまでも愛してる
虹の橋で、必ず会おうね
でもその前に、この世でもう一度
君に遭えたら嬉しいな
はるにゃんがまた生まれてきたら
きっと迎えに行くから……